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えっ…「グフ」にも? 誰より多いといわれる「シャアが乗ったMS/MA」を振り返る

マグミクス / 2024年2月23日 6時10分

えっ…「グフ」にも? 誰より多いといわれる「シャアが乗ったMS/MA」を振り返る

■いくつ乗った? 桁違いに多いシャア専用機たち

「ガンダム」シリーズのキャラクターのなかで、もっとも乗ったMS(モビルスーツ)の種類が多いと言われているのは、やはり「シャア・アズナブル」です。そこで今回は、特にアニメ以外で乗り込んだ幻のMSたちを中心に振り返ろうと思います。

 アニメ作品でシャアが乗ったMSは、「MS-06S ザクIIS型」「MSM-07S ズゴック」「YMS-14(MS-14S) ゲルググ」「MSN-02 ジオング」(以上『機動戦士ガンダム』)、「RTX-65 ガンタンク初期型」「MS-05 ザクI」「MS-05S ザクIS型」「MS-06S ザクII」「MS-06R-1A 高機動型ザクII」(以上『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』)、「RMS-099 リック・ディアス」「RX-178 ガンダムMk-II」「MSN-00100 百式」(以上『機動戦士Zガンダム』)。「MSN-04 サザビー」(『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)の、合計13機といわれています。

『ORIGIN』版ザクIIは、デザイン的に違うので別カウント扱いでしょうか。これにゲームやマンガ、設定のみのMSも足していけば何十機あるかわかりません。少なくともガンダムキャラのなかで最多というのは間違いないでしょう。

 それでは、時系列的に最初期である「一年戦争」でシャアが搭乗したMSはどれくらいあるでしょうか。いくつか順を追って見ていきましょう。

 まずは2冊目の絵本(『主題歌のソノシート付き絵本 機動戦士ガンダム』第2集、構成:星山博之/作画:内海勇夫/朝日ソノラマ)に登場した「YMS-07B グフ」です。専用機を示す赤で塗られていました。小説版に登場した「MS-09RS リック・ドム」も、赤で塗装されています。立体化も多いMSでした。放送当時の雑誌「冒険王」(秋田書店)でのコミカライズ版では、ジャブロー襲撃の時に「MSM-04 アッガイ」へ乗り込んでいます。

 さらにゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズでは、キャスバル名義の「RX-78/C.A. キャスバル専用ガンダム」、専用カラーで塗装された「YMS-15(MS-15S) ギャン」も登場していました。こうして振り返ってみると、一年戦争に登場したMSのほとんどに乗り込んでいるように思えます。もちろんネタ枠として、「RB-79A12 シャア専用ボール」などというものもありました。

 このように、ギャグマンガも含めて数えていくと、どこまでカウントしていいかわからなくなります。ひとつだけ言えるとすれば、「シャア専用」と付ければどんなものでも成立してしまう、不思議な納得感があることでしょうか。

 コラボ企画であった「シャア専用オーリス」「シャア専用マクドナルド」「シャア専用マッサージチェア」など、そういったものを挙げればキリがありません。これらのコラボは今後も続くことでしょう。どんなものにでも「シャア専用」と付けて赤くすれば成立してしまう。まるで魔法のような言葉だと思います。

■MSだけでない! 幻のシャア専用MAたち

アニメより金色。BANDAI SPIRITS「HG 1/144 【ガンダムベース限定】 百式[ゴールドコーティング]」 (C)創通・サンライズ

 話が脱線したのでMSの方に話を戻しましょう。一年戦争終了後にも、さまざまなMSにシャアは乗り込んでいます。

 その中でもっとも有名なMSといえば、「MSN-04-2 ナイチンゲール」でしょう。劇場版『逆襲のシャア』の原典といえる小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』(KADOKAWA)でシャアがサザビーの代わりに乗り込んだMSです。この小説版で「アムロ・レイ」が乗った「RX-93-ν2 Hi-νガンダム」と同じく、ファンからは幻の最強MSと位置付けられていました。

 近年では同じくサザビーのバリエーションとして「MSN-04FF サザビー(ダブル・ホーン・ファンネル装備型)」が登場しています。こちらのライバルとなるアムロ機は、「RX-93ff νガンダム(ロングレンジ・フィン・ファンネル装備型)」でした。

 このほかにもMSのなかにはシャア専用機として作られながらも、そのシャアが乗らなかった幻の機体もいくつかあります。たとえば当初はその予定でも、世に出た時に設定が変わった「RMS-099B(RMS-099RS) シュツルム・ディアス」、『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』に登場した専用カラーの「AMX-011S ザクIII改」などです。

 さらにウェブ小説『アナハイム・ラボラトリー・ログ』に登場した「MSF-007 ガンダムMk-III 8号機」と「MS-09RSS ドワス改」、「ガンダムフロント東京」のドームスクリーンで上映された『Competition of NEW GUNDAM -RED or WHITE-』の「MSN-001-2 デルタガンダム弐号機」、ゲーム『SDガンダム GGENERATION』で登場した「AMA-002S ノイエ・ジールII」など、すべて専用機カラーの赤で塗装された機体でした。

 最近では、シャアが身を隠していた『Zガンダム』から『逆襲のシャア』の間に乗っていたMSがマンガを中心に登場しています。その原典は、『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』に登場した「スザク(S・ザク・ザクIII 改・改)」でしょうか。

 近年のマンガ作品では、『機動戦士ムーンガンダム』登場の「MSN-04X2 サザビー初期試験型(重力下仕様)」、『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場の「MSK-008 シャア専用ディジェ」、その改修機である「MSK-008S ディジェ・トラバーシア」があります。いずれもサザビーの試験機という位置づけでした。

 ほかにもマンガで特筆する機体はというと、『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』に登場した「AMA-00GR ゼロ・ジ・アール」、その時間線上にあると思われる『機動戦士Zガンダム Define』に登場する、百式に相当するMS「MSZ-000 零式」です。この零式は改修を加えて、いずれ百式になることが示唆されていました。

 シャアが乗り込んだ機体は、ほかにもあるかと思われます。今回ざっくり挙げただけでも33機ありました。もちろん、あえて触れなかった機体もありますので、この倍はあるかもしれません。この勢いで増やしていけば、いずれはシャア専用機が百機を達成するという時代が来る可能性もあるでしょう。それも遠くない未来のような気がします。

(加々美利治)

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