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病院薬剤師の奮闘ドラマ『アンサング・シンデレラ』 今からでも見返したい注目ポイント

マグミクス / 2020年8月23日 17時20分

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■知られざる病院薬剤師の現実を描く

 2020年7月16日(木)からフジテレビ系で放送されているTVドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』。原作は『月間コミックゼノン』で連載中のマンガ作品『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』で、医療現場の“縁の下の力持ち”である病院薬剤師たちの仕事ぶりを描いた作品です。

 本作でフォーカスされている“病院薬剤師”は、病院の薬剤部で、主に患者の薬の調剤・製剤を行う職業。医師のように脚光を浴びることも、看護師のように親しまれることもありませんが、医薬品に関する豊富な知識を活かし、患者のために奮闘しています。

 主人公、葵みどり(石原さとみ)は、“患者とのつながり”を大切にしている薬剤師。他の薬剤師から「もっと効率的に仕事をするべき」と言われながらも、患者に薬剤師として、ひとりの人間として、全力で向かい合っていきます。

原作マンガ『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』(徳間書店/コアコミックス) 「月間コミックゼノン」で連載中。既刊5巻

 第1話では、みどりが救急センターに運び込まれた患者に対し、医者と一緒になって処置を行う場面からスタート。“薬剤師”と言えば、「薬局の窓口で薬を渡してくれる人でしょ?」というくらいに思う人も多いかもしれません。ですが冒頭のこのシーンから、視聴者は現場で闘う“病院薬剤師”の姿を叩きつけられ、イメージが覆されることでしょう。

 原作での葵みどりはキャリア2年の新人ですが、ドラマ版ではキャリア8年目。原作でみどりの同僚として登場する相原くるみ(西野七瀬)は、主要キャラクターの新人薬剤師として登場します。くるみの目線が視聴者の目線に近く、薬剤師業界の現状をわかりやすく学んでいくことができます。

 印象的なのは、一部の医師から見下されている薬剤師の立場。「患者を救っているのは医師」というプライドから、患者に寄り添うみどりと激しく対立する場面もあります。しかし医師も人間、薬の処方や投与を間違えることもあるのです。そんな時、患者にとって“最後の砦”となるのが病院薬剤師たち。チーム医療の重要性を実感します。

 たとえ弱い立場でも、全力を尽くすみどりの熱意が患者たちに届いた瞬間、視聴者も心を揺さぶられます。注目を浴びてこなかった病院薬剤師ですが、この作品を見て目指す人も増えていくのではないでしょうか。

 原作ではこの先、シリアスながん治療の現実、インフルエンザ流行時の対応など、興味深い題材が取り上げられています。ドラマ版のみどりが、どのように患者と向き合っていくのか注目したいところです。

※ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』は、毎週木曜日22:00より、フジテレビ系列で放送中です。

(古永家啓輔)

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