『茶トラのやっちゃん』威嚇してくる保護猫、本当になつく?思いを作者に聞く

マグミクス / 2020年10月16日 16時10分

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■捨て猫だったやっちゃんとのほのぼの生活を描いたマンガが書籍化

「脱走、障子破り、肉球パンチ……おてんば猫・やっちゃんがとまらない!」

 ある日、突然保護猫を飼うことになった作者の類さんとその家族、そして茶トラの猫・やっちゃんとのほのぼのとした日常や苦労、その先にある感動を描いたマンガがTwitterで大きな反響を得て、書籍化されることになりました。40ページ以上の描き下ろしに加えてTwitterにアップされた作品も大幅にリメイク。書籍『茶トラのやっちゃん』や、トラ茶のやっちゃんとの生活についてのお話を類さんにお伺いしました。

ーーやっちゃんについてのマンガを描き始めたきっかけをお聞かせ下さい。

 やっちゃんをお迎えした頃、猫と暮らすのが初めてだったので毎日が驚きの連続でした。それを周りの人に伝えたい! と思ったのですが、語彙力がなく言葉だけではなかなか伝わらなくて。

 猫は活発で常に動き回っているので、写真に残すのもひと苦労でした。じゃあ得意な絵を使って絵日記風に描き残してみよう! と思ったのがきっかけです。

ーーやっちゃんと最初に出会った時、かなりの勢いで威嚇されたとのことですが、不安に感じるようなことはなかったのでしょうか。

 当時はほぼ不安しかありませんでした。猫の性格によっては何年暮らしても心を開かない子もいると聞いたのでやっちゃんもそのタイプかも……と思いましたが、ボロボロで助けを求める姿を見て、懐かれなくてもいいからとにかく助けたいという気持ちが先走っていました。努力の甲斐もあって現在は甘えんぼ全開なので、結果オーライですね!

ーーやっちゃんと生活していて、最も幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?

 仕事から帰って来た際のお迎えが一番幸せな瞬間です。

 音で私が来たことを感知して、尻尾をピンッと立てて甘えた声を出しながら早足で駆け寄ってくる姿は本当にかわいいですし、自分の帰りをずっと待ちわびていたんだなと全身で感じることができるので、1日の疲れがブワッと吹っ飛んでいきます。

 抱っこすると熱烈な毛づくろいとマーキングが始まるのですが、この行動も大好きです。

著:類『茶トラのやっちゃん』(KADOKAWA)

ーー魅力的なやっちゃんとの日々がTwitterで多くの人の共感を得たことで、書籍化となったのだと思います。保護猫であるやっちゃんとの生活の魅力を伝えるために、マンガの表現で工夫されていることなどはありますか?

 やっちゃんと暮らしているなかでの楽しい出来事だけでなく、大変だったことや辛かったことも描くようにしています。

 動物と一緒に暮らすことは決して楽なことだけではないので、共感を得ることができたのかなと思います。

 コミカルに描いているので、経験のない方にもたくさん笑っていただけてとてもうれしいです。

ーー最後に、『茶トラのやっちゃん』の読者や保護猫に関心を持っている方にメッセージがあればお聞かせ下さい。

 本を購入し読んでくださった方々、また今までTwitterでの活動を応援してくださっている皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!

 当時は私がやっちゃんを救おうと思い保護しましたが、現在は私がやっちゃんに救われており、大変なこともありましたが保護猫でも命の尊さは変わらないと感じました。

 私のマンガをきっかけに、保護猫をお迎えする選択肢が少しでも広まれば幸いです。

(ハヤサカコウキ)

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