1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

「痔」に悩む30代女性が自ら描く、衝撃の闘病マンガ。笑って覗き見れる世界がある!

マグミクス / 2020年10月22日 16時40分

写真

■プチトマト大の痔、体も精神も瀕死寸前のダメージ!?

 長く続くお尻の痛みや違和感……「痔(ぢ)」で悩む人の悩みは深く、毎日が大変で、通常の生活を送れなくなる人もいるほどです。しかし、自分が痔に悩んでいることをフランクに語る機会は、あまり多くないのではないでしょうか。

 そんななか、痔のつらさを多くの人と共有したいとの思いから、30代女性「痔主」が自らの闘病体験を描いたマンガが書籍化され、『私のお尻のメッセー痔』(ぴあ株式会社)として2020年9月に発売されました。

 作者のヴェルヘルムIII世さんは、作中で「痔」のことを「Di(ディーアイ)」と、ちょっとカッコよく名付けて、物語を描いていきます。

 作者にとって初めての痔の脅威は、仕事の途中に痛み・あぶら汗と一緒に突然やってきます。瀕死寸前の痛みに耐え、鏡に映して目にしたのはプチトマト大となった痔でした。

 そして、仕事場の上司に「痔で休みたい」と伝える社会的ダメージ、病院で(先生とはいえ)見知らぬ人に肛門をさらす精神的ダメージ。そして痛みを和らげる痔の座薬を肛門から入れることがそもそも激痛であること、排便時の死ぬほどの痛み……などが、臨場感たっぷりに、そして赤裸々に描かれています。

 重たい内容になりそうな痔の辛さを、作者はマンガでわかりやすく、そしてユーモアをまじえて描き、随所に痔ライフの気持ちをうたった俳句を挿入しています。作者と同じように痔に悩んでいる人なら共感すること必至です。

 また、なかなかカミングアウトしづらい痔を、共通の悩みを持つ人と語り合うことで、非常に心が軽くなったという経験も語られます。

 入院した病院で、先輩患者と痔の話題で盛り上がって、たった15分で同じ中学の友人だったかと思うほど仲良くなったり、同級生に痔をカミングアウトすることで、意外な人と痔の話で盛り上がったり……。単行本描き下ろしとして、中国への留学中に痔になって手術をしたという人(イケメン)の貴重な体験談も収録されています。

 単行本では、痔の予防や治療についてのQ&Aも収録し、作者の主治医の渡辺先生がさまざまな疑問に答えています。「Diに革命を!Diにもっと市民権を!!」を合言葉に痔の発信に立ち上がった作者の熱意が込められた同書は、痔を経験していない人も笑いながら痔の世界を覗き見ることができるでしょう。

(川崎晴代)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください