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主人公ブチギレ! 表現はさまざま、怒り狂うアニメの名シーン3選

マグミクス / 2020年11月13日 18時10分

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■大暴走から現実逃避まで…アニメ主人公・怒りの名シーン

 アニメ・マンガにおいて“怒り”の感情は重要な役割を持っています。有名な怒りのシーンといえば、「クリリンのことかーー!!」ではないでしょうか。これは『ドラゴンボールZ』にてクリリンが殺され、孫悟空がスーパーサイヤ人となる展開を生み出しました。悟空のように“怒り”は、キャラクターの能力や性格、物語の展開に大きく影響するターニングポイントになっています。また、“怒り”は視聴者が最も共感しやすい感情でもあります。 “怒り”に発展するまでの状況は色々ありますが、その表現方法もさまざま。今回はアニメ作品から手に汗握る名シーンをご紹介します。

●我を忘れて大暴走…『進撃の巨人』

「別冊少年マガジン」にて2009年より連載がスタートし、コミック累計発行部数は全世界で1億部超え。2012年からアニメ放送も開始され、Linked Horizonによる主題歌『紅蓮の弓矢』とともに社会現象を巻き起こした大人気作品です。2020年12月にはTVアニメファイナルシーズンの放送を控え、再び注目を集めています。

 物語は、主人公・エレン(CV:梶裕貴)の母親が巨人に食べられるところから始まります。このことから、エレンは巨人を恨み「駆逐してやる!」のセリフがたびたび登場するなど、ストーリー自体が“怒り”の感情と密接な作品になっています。

 作中でも特に怒りを爆発させるのがシーズン1の第21話。「女型(めがた)の巨人」と呼ばれる、ザコ巨人とは違った“知性を持った巨人”との戦いです。エレンが所属する「調査兵団」の仲間が次々に殺され、壊滅状態にまで追い込まれます。窮地に陥ったエレンは巨人になる力を使い、女型の巨人と互角の戦いを繰り広げます。しかし親の仇である巨人を前に、次第に暴走気味になるエレンはついに「グチャグチャニ、コマカクシテ……クッテヤル……」。我を忘れて女型の巨人をひたすら殴りつづける姿は、もはやどちらが正義なのか……。女型の巨人に若干の同情をせずにはいられない場面です!

●全てが否定された怒り…『PSYCHO-PASS サイコパス』

正義感が強く前向きな常守朱は“怒り”とどう向き合う?『PSYCHO-PASS サイコパス』2期キービジュアル (C)サイコパス製作委員会

『PSYCHO-PASS サイコパス』は、Production I.Gによるオリジナルアニメ作品で、2012年からフジテレビ「ノイタミナ」枠にて放送。熱狂的ファンを生む人気作です。近未来の日本を舞台に、人間の心理状態や性格を計測し数値化する「シビュラシステム」を絶対的正解として暮らす世界を描いています。

 過度な監視社会をテーマに、犯罪と向き合う刑事たちが主人公なだけにシリーズ通して暗鬱とした空気が漂いますが、そのなかでもヒロイン・常守朱(CV:花澤香菜)だけは天真爛漫で正義感が強い際立った存在となっています。

 しかし、シーズン1の第11話が大きな分岐点になります。拉致された親友を救出するため犯人を追っていた朱は、犯罪者・槙島聖護(まきしま・しょうご/CV:櫻井孝宏)と遭遇します。彼は数々の犯罪に関わってきた宿敵。この世界では、犯罪者に対抗する手段は「シビュラシステム」を活用した銃「ドミネーター」が唯一の手段になっていますが、槙島にはなぜか通用しません。宿敵を追い詰めたはずだったが、逆に親友を目の前で殺される悲劇が訪れます。絶対的正解だった「シビュラシステム」の存在も否定されることになり、その後の朱の人格にも大きな影響を与える出来事となります。

●現代人のイライラに共感…『SHIROBAKO』

TVシリーズのその後を描いた劇場版でも成長した宮森の“怒り”表現が?『劇場版SHIROBAKO』 (C) 2020 劇場版「SHIROBAKO」製作委員会

『SHIROBAKO(シロバコ)』は、P.A.WORKS制作、水島努監督によるオリジナルアニメ。タイトルにもなっている「白箱」とは、映像制作の現場にて完成した作品が初めて記録されるビデオテープのこと。P.A.WORKSの『花咲くいろは』に続く“働く女の子シリーズ”第2弾として、アニメ制作会社の新人・宮森あおい(CV:木村珠莉)を中心にアニメ制作の現場が描かれます。

“アニメ製作会社”が作る“アニメ製作現場”の“アニメ”という本作は、想像するだけでも楽しいですが、作品の印象はとにかく多忙。納期厳守の現場は、めまぐるしく一日が過ぎていきます。特に各部署の調整・スケジュール管理を担う「制作進行」の宮森は周囲の人間関係、予想外のトラブルに振り回されながら奮闘します。

 そんなストレスの毎日の中でも注目して欲しいのが第3話。一難去り、全てが順調に動き出した状況から一転。さらなるトラブルに見舞われます。限界まで仕事を抱えた宮森は突如、給湯室に赴き、クレンザーで茶渋落とし……。絵に描いたような現実逃避です。初見は「?」となるかもしれませんが、ストレスと同居する現代人にとってジワジワと納得できるシーンなはず。

(椎名治仁)

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