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『呪術廻戦』に潜む「ジャンプ作品」オマージュの数々 分かると倍面白い!

マグミクス / 2020年12月18日 11時40分

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■『NARUTO』『BLEACH』『HUNTER×HUNTER』に強く影響を受けている?

「週刊少年ジャンプ」で連載中のダークファンタジー作品『呪術廻戦』。TVアニメも絶賛放送中で、今勢いに乗っている作品です。そんな『呪術廻戦』ですが、実は名作のオマージュと思われる描写がたくさん潜んでいます。

 作者の芥見下々先生も「呪術は王道にちゃんと向き合うことを目標にしているのでいい意味でも悪い意味でも既視感が多いと思います。暇な時にぜひ探してみてください」とコメントしており、オマージュは意図的に行われているようです。

 この記事ではそんなオマージュをいくつかピックアップして紹介していきます。元の作品と比べながら読んでみると、また違った楽しみ方ができるかもしれません。

●主要キャラの座組は『NARUTO』と完全に一致

『呪術廻戦』の主要キャラクターといえば、主人公・虎杖悠仁、同級生の伏黒恵、釘崎野薔薇、そして先生の五条悟の4人です。この4人の座組は、かなり『NARUTO』を意識していると思われます。

 まず、主人公が根明な性格で、その肉体は強大なバケモノの器。そしてクールなライバルキャラと勝気なヒロイン。五条悟は『NARUTO』におけるカカシ先生に近いポジションですが、目隠しをしていて、特別な眼を持っていることまで一致しています。

●「領域展開」は『BLEACH』のオマージュ?

 作者の芥見先生は、「言葉選びで参考にしているものはありますか?」という質問に対して、「『BLEACH』を読んでください!!」と答えるほど、久保帯人先生に影響を受けているようです。実際に、複雑だけどカッコいい技の名前や、キャラクターデザインも『BLEACH』の雰囲気を感じられます。

 そして、限られたキャラクターしか使えない必殺技として登場するのが「領域展開」。発動と同時に、相手ごと術者の領域に引きずり込む技なのですが、これも『BLEACH』の「卍解」に影響を受けているのかもしれません。

●複雑な能力設定は『HUNTER×HUNTER』の影響か

『呪術廻戦』における能力「呪力」と、『HUNTER×HUNTER』における「念」は、どちらも見にまとうことで身体を強化したり、武器に込めることができたりという点が類似しています。

 また、『呪術廻戦』はかなり能力の設定・説明が細かく、「能力をどう活かして戦うのか」という濃厚なバトル描写が見どころ。これも『HUNTER×HUNTER』に近い面白さがあります。

 さらに、「相手に自分の術式をバラすことで能力が上がる」という設定もありますが、これも「能力を説明すること」が念能力の発動条件である『HUNTER×HUNTER』のキャラクター・ゲンスルーを彷彿とさせます。

 後半では、まだアニメ化されていないシーンも一部含めてご紹介します。

■『バガボンド』『るろうに剣心』『ジョジョ』のオマージュも

●東堂の「デカイ女がタイプです」は『バガボンド』そっくり!

 京都高の一級呪術師・東堂葵は、初登場時に「タッパとケツが デカイ女がタイプです」というセリフで強烈なインパクトを与えました。一方、井上雄彦先生作『バガボンド』にも、「斬り合いが好きか」という問いに対し、宮本武蔵が白目をむきながら「大好きです」と答えるシーンが存在しています。どちらも粗暴で屈強な男が、敵を前にして白目をむき、急な敬語で、変態的な告白をしているという点がそっくりです。

 アニメではまだ登場していないシーンですが、『呪術廻戦』には戦闘中の虎杖が「よだれが垂れているのにも気付かない」ほど集中するシーンもあります。これも『バガボンド』の有名なシーンとかなり似ており、完全にオマージュと言えるでしょう。

●「逕庭拳」は『るろうに剣心』の「二重の極み」から?

 主人公・虎杖の繰り出す技「逕庭拳」は、打撃の後に呪力が遅れてやってくることにより、「一度で二度のインパクト」が生じる技。一方、『るろうに剣心』に登場するキャラクター・相楽左之助は、「瞬時に二度の打撃」を与えることで破壊力を生む「二重の極み」という技を繰り出します。

 さらには、アニメにはまだ未登場のキャラクター・与幸吉は、全身包帯に巻かれた姿が『るろうに剣心』の志々雄真そっくり。髪の毛のはみだし具合まで似ています。

●『ジョジョ』っぽいキャラや「パパウパウパウ」まで登場

 アニメにはまだ出てきていませんが、呪胎九相図2番・壊相というキャラクターは『ジョジョの奇妙な冒険』のオマージュ。髪型はモヒカン、筋肉質の体に女性もののボディハーネスというパンチのある見た目をしており、「フワァーオ」という擬音とともに“ジョジョ立ち”で現れます。

 また、マンガ81話の戦闘シーンでは「パパウパウパウ」という擬音が登場。これは、ジョジョ1部に登場するツェペリ男爵が「波紋カッター」を放つときの有名な擬音です。

 他作品を取り入れつつ、オリジナル要素もしっかり立っていることが、『呪術廻戦』の面白さにつながっているのかもしれません。まだ見つかっていないオマージュもたくさんあると思われるので、気になった方は探してみてください。

(古永家啓輔)

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