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『ワンピース』のルフィに学ぶ「口説き術」。理にかなった使い方とタイミングにも注目

マグミクス / 2020年12月25日 16時50分

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■仕事に使えるルフィの口説き術「交換条件と共闘」

 10人という少人数ながら、メンバーの懸賞金が総額30億ベリー以上を誇る海賊団「麦わらの一味」。剣術、料理、航海術、医術など、ひとりひとりが特技を持ちながら喧嘩も強いというスーパー集団です。そして、そんなメンバーを集めたのが『ONE PIECE』(ワンピース)主人公の船長・ルフィ。もはや“海賊王”というより“口説き王”と言っても過言ではない、ルフィの口説きテクニックを見ていきます。

●その1「交換条件」

 ルフィが最初に仲間にした剣豪・ゾロについて見ていきましょう。細かい描写はかなり省略と解釈を入れて説明しますが、ルフィがゾロに語った口説き文句はずばり「おれから(お前の)刀を返してほしけりゃ仲間になれ」です。

 敵に奪われたゾロの大事な刀を奪い返したルフィは、その刀を交換条件として仲間になることを要求します。ただで人助けをするのではなく、自分の有利になりそうなものがあればうまく利用する。まさに海賊の鏡です。ちなみにこの口説き文句は船大工として仲間になるフランキーにも使っており、フランキーに対しては「(お前の)このパンツ欲しけりゃ、俺たちの仲間になれ」と、人質にとったパンツと引き換えに仲間になることを要求しました。

●その2「共闘」

 これは、共通の敵がいる者同士、一緒に戦うことによって絆を強めて仲間にするテクニックです。少年マンガの王道パターンです。最初に仲間にしたゾロとは、ともにモーガン大佐と戦い、最近仲間になったジンベエとは、兄のエースを助けるために共闘したのがキッカケでした。

 このテクニックのメリットは、ただ絆を強めるだけではなく、自分の能力や特徴をアピールできることです。ゾロのような“世界一の剣豪“を目指している実力者は、言葉だけでは納得しません。ましてや自分の上に立とうという船長が弱かったり、へっぴり腰だったりしたらなおさらです。この点を、ルフィは共闘によってうまくアピールしていました。

■恋愛にも使えるルフィの口説き術「誠意とノリ」

●その3「誠意」

 先ほどは、「刀と引き換えに」とか、「共闘するなかで」といった、少々荒々しいやり方でしたが、今度は気持ちの部分です。例えば、航海士のナミが仲間になったケースでは、ルフィたちは一度仲間になったナミに裏切られてしまうのですが、それでもルフィは「おれはあいつが航海士じゃなきゃいやだ!」と決して縁を切ろうとはしませんでした。

 しかもその後、ナミの故郷を支配していたアーロンという強敵を倒し、村を解放することまでしてあげました。また、ロビンという考古学者が敵に連れ去られたときも、助けるために世界政府に宣戦布告。「望むところだ!」という啖呵まで切っています。ここまで誠意を見せられたら、否が応でも仲間になるしかないでしょう。

●その4「断る隙を与えない」

 例えば、ウソップという狙撃手を仲間にしたときの口説き文句は「おれ達もう仲間だろ」。そしてチョッパーというトナカイの医者を仲間にしたときは「俺トナカイだし、バケモノだし……」と躊躇しているところへ「うるせェ!いこう!」と、シンプルな言葉をかけます。ふたりとも仲間になりたがっていた前提ではありますが、これを言われたら断る隙がありません。

●その5「ノリ」

 例えば、料理人のサンジを仲間にしたときの口説き文句は「(それまでの話をぶった切って)ま…いいや、仲間になってくれよ、お前」です。そしてガイコツの音楽家剣士・ブルックに対しては、出会ってすぐに「(それまでの話をぶった切って)そんな事より、お前、俺の仲間になれ」です。

 一見ただ強引な勧誘に見えますが、これもタイミングさえあっていれば実に有効的な方法です。実際、サンジはこのとき内心では「世界の海に旅立ちたい」という夢を持っていましたし、ブルックに至っては、人に会ったのが数十年ぶりというタイミングでした。相手の心情さえつかめば、ノリで押し通せることもあるようです。

 今後、麦わらの一味に仲間が増えるのかどうかはわかりませんが、ルフィの口説き力があれば、いつ有能な人材が増えてもおかしくはないでしょう。

(吉原あさお)

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