1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アニメ・コミック

「時間泥棒なアニメ」3選 次話の再生が止まらない…あなたは完走できるか!?

マグミクス / 2020年12月29日 9時10分

写真

■暇だなんて言わせない「時間泥棒」アニメ えっ、もうこんな時間!?

 普段は長編アニメを避けていても、「連休中なら見てみたい」と思う方もいるのではないでしょうか。年末年始は、人気作の多い長編アニメを一気に消化するチャンスです。この記事では、この機会にぜひ完走していただきたい「時間泥棒なアニメ」を3作品ご紹介します。SNSでも「ハマって一気に全部見た」「終始鳥肌立ってた」と評判です。

●『東京喰種 トーキョーグール』(2014年7月~放送)

『東京喰種 トーキョーグール』は同名マンガ(著:石田スイ/集英社)を原作としたアニメで、現在第4期(第3期+最終章)まで制作されています。原作は全世界でシリーズ累計4400万部を突破している人気作品で、アニメ第2期では原作者の石田スイ氏が制作に関わり、オリジナルストーリーの原案を手がけています。

 人間と同じ容姿をしていながら人間を狩り、その死肉を喰らう「喰種(グール)」。人間たちは喰種の襲撃におびえつつ、警察や、喰種殲滅を目指す機関・CGC(喰種対策局)に守られながら生きていました。そんななか、読書が好きな大学生・金木研(かねき・けん/CV:花江夏樹)は、行きつけの喫茶店「あんていく」で出会った女性・神代利世(かみしろ・りぜ/CV:花澤香菜)と意気投合し、デートをすることに。しかしデートでとある事故に巻き込まれ、金木は瀕死の重傷を負ってしまいます。手術でなんとか一命をとりとめた金木でしたが、何を食べてもおいしくないなど、彼の体に異変が起こり始めて――?

 喰種のなかにも、人を食べないよう工夫して生き延びている者もいたり、食べたいという欲求を抑えながら人間と愛し合う者もいたりと、ダークな設定がかなりリアルに描かれています。喰われないよう喰種を敵対視する人間と、例え人間を喰わなくても殺されるという理不尽さを抱える喰種。分かり合えることのないそれぞれの正義が、時に悲しく交差し、ぶつかり合います。こうした葛藤や苦しみを、アニメスタジオ「studioぴえろ」の作画が美しく描き出します。全体的に暗く悲しい物語ですが、人間と喰種それぞれの想いに引き込まれ、つい次の話を見たくなる本作。特に第1期を全て見ると、きっと第2期も見たくなるでしょう。オープニング・エンディングの完成度も高く、凛として時雨・amazarashi・女王蜂など、ダークな世界観にぴったりの邦楽ロックバンドが楽曲を担当しているところもポイントです。この作品は、「dアニメストア」「Netflix」「Amazonプライム・ビデオ」などで見ることができます。

●『僕のヒーローアカデミア』(2016年4月~放送)

『僕のヒーローアカデミア』 (C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

『僕のヒーローアカデミア』は同名マンガ(著:堀越耕平/集英社)を原作としたアニメで、現在第4期まで制作されています。原作は国内での評価が高いのはもちろん、アメリカのCrunchyrollアニメアワードやフランスのJapan Expo Awardsといった海外のアニメアワードでも数々の賞を受賞しており、世界的に人気の高い作品です。

 人類の約8割が火をあやつったり、巨大化したりといった超常能力、すなわち「個性」を持つ世界。なかにはその個性を悪用する「ヴィラン」や、ヴィランから人々を守る「ヒーロー」も存在し、ヒーローは職業として確立されています。ヒーローに憧れ、名門・雄英高校ヒーロー科を目指す緑谷出久(みどりや・いずく/CV:山下大輝)は、人一倍ヒーローになりたいと思いながらも個性を持たない「無個性」。現実の理不尽さを痛感しつつも、「ヒーローになりたい」という夢は諦めずに持っていました。そんなある日、強盗のヴィランに襲われてしまった出久。助けに現れたのは、人気NO.1かつ出久の憧れであるヒーロー・オールマイト(CV:三宅健太)で――?

 ほとんどの人が「個性」を持ち、ヒーローになる可能性を持っているという設定にわくわくさせられる本作。進路希望調査ではほとんどの生徒が「ヒーロー」を第一志望にしたり、実際にヒーローを養成する学校まであったりと、少年の夢が詰まっている世界観といえるでしょう。その分、出久が「無個性」であるということの非情さ・理不尽さが際立ちますが、憧れのオールマイトとの出会いにより話が急展開していきます。無個性でも笑われても、ヒーローになる夢を諦めずひたすら本気で頑張る出久や、人を助けるためなら自己犠牲もいとわないヒーローたちの熱さに、心打たれる作品です。なお、第5期は2021年3月27日(土)から放送開始予定となっています。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで見ることができます。

●『キングダム』(2012年6月~放送)

『キングダム』秦国ビジュアル (C) 原泰久/集英社・キングダム製作委員会

『キングダム』は同名マンガ(著:原泰久/集英社)を原作としたアニメで、現在第3期の放送を休止しているものの、2021年4月より放送再開予定となっています。原作は2013年に第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞。コミックスの既刊累計は7000万部を突破した人気の作品です。

 舞台は春秋戦国時代の中国。その西方にある秦国のとある家では、戦災孤児の信(しん/CV:森田成一、幼少期・福井美樹)と漂(ひょう/CV:福山潤、幼少期・金田アキ)が奴隷として暮らしていました。日々剣技を磨くふたりの夢は、戦で武功をあげ、天下の大将軍になること。そんなある日、王宮から大臣・昌文君(しょうぶんくん/CV:仲野裕)がやってきて、なぜか漂だけを王宮に引き抜き連れていきます。「夢の第一歩だ」と喜んだのもつかの間、漂は王宮の勢力争いに巻き込まれて大けがを負い、やっとの思いで帰ってきます。漂から地図を託された信はとある小屋にたどり着きますが、そこには漂そっくりの少年がいて――?

「中華統一」を目指し、信が国と国との争いに身を投じていくスケールの大きい本作。最初は漂と木刀で戦っていただけの信が、初陣を飾り徐々に成りあがっていく、ロマンあふれる作品です。CGを多用した作画や史実をもとにした物語に、身構える方もいるかもしれません。しかし、衝撃の結末を迎える第1話を見れば、きっと本作の印象が変わるでしょう。毎回「そう来たか!」と言いたくなる意外な展開に、つい続きを見てしまいます。戦争中に何万もの大群が押し寄せるシーンなど、CGならではの迫力ある作画も見ものです。1期ごとの話数が多い分、一気見できる年末年始にぜひ見ていただきたい作品です。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで見ることができます。

* * *

 今回ご紹介した3作品はいずれも3期以上ある長編アニメでしたが、時間が経つのも忘れて見続けてしまう、名作ぞろいです。未見の方はぜひこの年末年始、「完走」に挑戦してみてはいかがでしょうか。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください