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「炎」「紅蓮華」「竈門炭治郎のうた」…『鬼滅』を彩る作曲家が手掛けた神曲3選

マグミクス / 2021年1月25日 11時40分

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■聴く人の心に訴えかける、力強さを感じるメロディー

 今や、国民的アニメとなった『鬼滅の刃』。『鬼滅の刃』といえば、物語の展開が面白いのはもちろんのこと、感情を揺さぶられる音楽も印象的です。それもそのはず、主題歌や挿入歌の作曲を手掛ける作曲家は、他のアニメ作品でも耳に残る音楽を手掛ける鬼才ばかりです。今回は、そんな“鬼滅”作曲家が手掛けた神曲3選を紹介します。

●「炎」作曲の梶浦由記:See-Saw「あんなに一緒だったのに」

 まずは、TVアニメ『鬼滅の刃』エンディングテーマの「from the edge」、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』主題歌の「炎」のほか、作中の音楽も手掛ける梶浦由記さんが作曲した「あんなに一緒だったのに」です。この曲は、TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』のエンディングテーマに起用されています。梶浦由記さんがキーボードを務めるユニット「See-Saw」を一躍有名にした曲で、オリコン初登場5位になりました。近年では、YouTubeでこの楽曲をカバーする人もいて、現在でも愛される名曲です。切ないサウンドが特徴的で、イントロから悲壮感が漂います。曲のタイトルにもなっている「あんなに一緒だったのに」という歌詞が、曲中には何度も登場します。そのメロディーがキャッチ―で耳に残り、聴く人の心に訴えかけてくるようで、曲の後半になってくるほど、胸が締め付けられるような1曲となっています。

●「紅蓮華」作曲の草野華余子:LiSA「ADAMAS」

 続いては、TVアニメ『鬼滅の刃』オープニングテーマ「紅蓮華」の作曲を手掛ける草野華余子さんが作曲した「ADAMAS」です。この曲は、TVアニメ『ソードアート・オンライン・アリシゼーション』のオープニングテーマとして起用され、“LiSAファン”からの支持を集める1曲です。闘志がみなぎるようなロック調なギターサウンドが鳴り響くアップテンポの曲調に、ストリングスで迫力を演出していることが特徴的な一曲で、そこに、LiSAさんのハイトーンな歌声のメロディーが重なり合います。作曲した草野さんは、もともとLiSAさんのファンで、彼女の歌声を引き立たせるサウンドを数多く手掛けています。「ADAMAS」は、LiSAさんの女性らしい力強さを引き出しつつ、『ソードアート・オンライン』の世界観も共存した1曲です。

■ピアノとストリングスが引き立たせる、オーケストラアレンジのアニメソング

●「竈門炭治郎のうた」作曲の椎名豪:如月千早(CV:今井麻美)「蒼い鳥」

 最後は、TVアニメ『鬼滅の刃』第19話の挿入歌「竈門炭治郎のうた」や、作中の音楽を手掛ける椎名豪さんが作曲した「蒼い鳥」です。この曲は、TVアニメ『THE IDOLM@STER』第4話のエンディングテーマとして起用されています。この曲は、ファンの間で人気が高く、アニメ史に残る名曲として知られています。ピアノとストリングスが印象的なオーケストラアレンジをきかせた一曲で、そこに響き渡るメロディーを聴くと、思わず鳥肌が立ってしまいます。メロディーは、高音域かつ伸びやかな箇所が多いですが、キャラクターの声優を務めた今井麻美さんが見事に歌い上げています。実は、この曲のオーケストラアレンジは、椎名さんがプロデューサーの小山順一朗さんに許可を取らずに録音したからこそ、生まれました。当時は予算も少なかったため、プロデューサーの小山さんは、オーケストラを使って勝手に録音した椎名さんに「そんなお金は出せない」と怒ったそうですが、今となっては15年も歌われる曲になったため、小山さんも良かったと思っているという逸話もある名曲です。ぜひ、オーケストラサウンドに耳を澄ませながら聴いてみてください。

* * *

 今回、紹介した神曲は、アニメ作品とともに聴くと、より感情移入できるので、アニメ作品も併せてお楽しみください。また、アニメ作品のクレジットに表示される作曲家に着目して、新たなお気に入りソングとの出会いを楽しむのも、アニソンの楽しみ方のひとつとして、取り入れてみてはいかがでしょうか。

(稲福竜生)

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