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『鬼滅の刃』猪突猛進、生殺与奪だけじゃない! 日常でも使いたい四字熟語10選

マグミクス / 2021年3月1日 15時40分

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■『鬼滅』ファンなら日常使いしたい四字熟語 難しいけれど、かっこいい!

『鬼滅の刃 遊郭編』のTVアニメ化決定で、原作を読み直し中という方も多いことでしょう。そんな方に注目していただきたいのが、作品中に登場する数多くの「四字熟語」です。マンガ『鬼滅の刃』(本編+巻末4コマ+解説)では、嘴平伊之助のセリフ「猪突猛進」を筆頭に50個近い四字熟語が登場します。しかし、『鬼滅の刃』が連載された「週刊少年ジャンプ」(集英社)の読者層は、小学生から20代が中心。

 実際に小学校高学年の子供たち30人ほどに、作品中の四字熟語について聞いてみたところ、「意味は分からないけど、かっこいい」という答えがもっとも多く、他に「漢字のほうが強い感じがする」「漢字がいっぱいだと、昔の話っぽい」「(難しい言葉でも)雰囲気は分かる」など。漢字が多くて難しいことが、かえって「強さ」や「かっこよさ」を感じさせているようです。

 この記事では作品中に登場する四字熟語のうち、『鬼滅』ファンとして日々の生活でも使いたくなるもの10選を意味や用例と一緒にご紹介します。

※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

●「生殺与奪(せいさつよだつ)」

【エピソード】
 第1巻。鬼になった禰豆子を斬らないでくれと土下座して頼む炭治郎に向かって、水柱・冨岡義勇が放った言葉。作品中、最初に登場する四字熟語です。

【意味】
 他人について、生かすか殺すかが自分の思うままになること。

【用例】
 産屋敷耀哉は、鬼舞辻無惨がすべての鬼の生殺与奪の権を握っていることを見破っていました。

●「武運長久(ぶうんちょうきゅう)」

【エピソード】
 第3巻。鬼舞辻無惨を倒す薬の研究をする珠世から禰豆子を預るという提案をされ、断った炭治郎に珠世が言った言葉。
 
【意味】
 戦いや戦場での幸運が終わることなく、いつまでも続くこと。

【用例】
 私たちは、柱をはじめ、鬼殺隊の隊士たちの武運長久を祈らずにはいられません。

●「猪突猛進(ちょとつもうしん)」

【エピソード】
 第3巻。鼓を操る鬼・響凱の屋敷での戦いの最中、猪の皮をかぶった謎の人物(嘴平伊之助)が、この言葉を叫びながら突然、現れました。

【意味】
 イノシシのようにあとさきを考えず、向こう見ずに突き進むこと。

【用例】
 猪突猛進で自由な伊之助と、生真面目で四角四面な炭治郎との会話は、なかなかかみ合いません。

●「融通無碍(ゆうずうむげ)」

【エピソード】
 第3巻の巻末4コマ。真面目すぎることを相談しに来た炭治郎に珠世が血鬼術「惑血 融通無碍の香」を使ったところ、ウ○コ自慢をする残念な炭治郎に……。

【意味】
 ひとつの見方や考え方にとらわれることなく、自由自在にものを見、考え方を変えること。

【用例】
 猪に育てられた伊之助と恋に生きる善逸は、どちらも融通無碍で、炭治郎を驚かせました。

●「生生流転(せいせいるてん)」

【エピソード】
 第5巻。那田蜘蛛山(なたぐもやま)の蜘蛛の鬼との戦いで刀を折られた炭治郎は、回転を増すごとに威力を増す連続技、「水の呼吸 拾ノ型 生々流転」で逆転勝利を狙いました。

【意味】
 世の中のすべての物は、何度でも生まれ変わり、時間とともにいつまでも変化し続けていくという意味。

【用例】
 万物は生生流転しているのだから、俺たちは立ち止まってはいられない。

●「冷酷無情(れいこくむじょう)」

【エピソード】
 第6巻第52話のサブタイトル。無惨は、集めた下弦の鬼たちに対して言いがかりをつけて殺していきます。

【意味】
 思いやりや同情心がなく、むごいことでも平気なさま。

【用例】
 鬼の祖である鬼舞辻無惨は、冷酷無情に下弦の鬼たちを殺していきました。

●「杓子定規(しゃくしじょうぎ)」

【エピソード】
 第14巻。上弦の伍(玉壺)によって閉じ込められていた水の鉢から何とか脱出した霞柱・時透無一郎は、毒によるしびれでもう戦えないと諦めかけた時、お館様こと産屋敷耀哉の「杓子定規にものを考えてはいけないよ」という言葉を思い出し、再び戦いの場に向かいました。

【意味】
 何でもひとつの規則に当てはめて処置しようとすることで、融通のきかないやり方や態度のこと。

【用例】
 善逸、そんな杓子定規なデートだと、女の子は喜ばないぞ。

●「百世不磨(ひゃくせいふま)」

【エピソード】
 第19巻。上弦の壱・黒死牟との戦いで不死川実弥も時透無一郎も歯が立たず、形勢がどんどん悪化する中、ついに最強の男、岩柱の悲鳴嶼行冥が「我ら鬼殺隊は百世不磨」のセリフとともに登場します。

【意味】
 長い年月を経ても、すり減らないことを意味し、永久に消えず残ること、いつまでも消滅しないこと。

【用例】
 謎多き画家、山本愈史郎は珠世を描いた絵によって、百世不磨の名声を得ました。
 

●「匪石之心(ひせきのこころ)」

【エピソード】
 第20巻173話のサブタイトル。上弦の壱・黒死牟との戦いは柱3人と不死川玄弥の4人がかりでも苦戦を強いられますが、それぞれが死をも覚悟して戦うなかでついに活路が……。

【意味】
 自分の信念を堅く守り、けっして揺らぐことのない心のこと。

【用例】
 匪石之心なくしては、大切な人を守れない!

●「一刀両断(いっとうりょうだん)」

【エピソード】
 上弦の壱・黒死牟は、双子の弟、継国縁壱と60年ぶりに再会。老いてなお全盛期と変わらない速さと威力を誇る縁壱の剣技を前に敗北感に打ちのめされました。

【意味】
 ためらうことなく、すばやく決断すること。

【用例】
 刺身盛りとカニ鍋と天ぷらという、伊之助からの夕食のおかずリクエストは、アオイに一刀両断されてしまいました……。

* * *

 株式会社CMサイトがインターネットリサーチした「字面・意味がかっこいい『四字熟語』ランキング<座右の銘にも>」(10~30代の男女2678人を対象に2020年11月18日調査実施)によると、1位「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」、2位「花鳥風月(かちょうふうげつ)」、3位「天下無双(てんかむそう)」、4位「疾風迅雷(しっぷうじんらい)」、5位「竜飛鳳舞(りょうひほうぶ)」、という結果になっていました。

 美しさや激しさ、強さを感じさせる四字熟語が上位に入っていますが、『鬼滅』ファンなら、一味違う、四字熟語を使いこなしてみてはいかがでしょう?

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記

(山田晃子)

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