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『鬼滅の刃』煉獄さんが炭治郎に遺した言葉が蘇る、6つの名シーン「心を燃やせ」

マグミクス / 2021年3月31日 16時40分

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■「心を燃やせ」何度も炭治郎のなかに蘇った、煉獄杏寿郎の言葉

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』で圧倒的な存在感をほこる、人気キャラクター「煉獄さん」こと炎柱・煉獄杏寿郎。無限列車の戦いの最後に煉獄さんが竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助にかけた言葉は、その後の3人の成長に大きな影響を与えました。

『無限列車編』のあとで炭治郎が煉獄さんを想う、6つの名シーンをご紹介します。

※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

●『遊郭編』上弦の陸・堕姫との戦いで思い出す、煉獄さんの言葉

 2021年にTVアニメ放送が決定した『遊郭編』でのエピソードです。炭治郎は匂いを頼りに、遊郭に潜んだ上弦の陸・堕姫(だき)を探し当てます。「水の呼吸 肆ノ型 打ち潮・乱」で斬りかかりますが、堕姫の反撃で吹き飛ばされてしまいました。

 善逸や伊之助、音柱・宇髄天元(うずい・てんげん)も近くにおらず、炭治郎は初めてたったひとりで上弦の鬼と戦うことになります。

 しかも、新しく打ち直してもらったはずの刀は刃こぼれを起こしていました。大ピンチのなか、炭治郎は自分が「水の呼吸」を使いこなせる性質ではないと痛感します。

 また、もうひとつの技である「ヒノカミ神楽」は、今の炭治郎の技量では連発ができません。近寄って来る堕姫に対抗できないと気を落としかけたその時、炭治郎は心を奮い立たせました。

「今は違う 俺はやれるはずだ いや やる!!」

 自分は戦うために激しい修行をしてきた、と炭治郎は思い出します。

「負けるな 燃やせ 燃やせ 燃やせ!! 心を燃やせ!!!」

 煉獄さんの姿がフラッシュバックしたのはその時でした。炭治郎は堕姫に「ヒノカミ神楽 烈日紅鏡(れつじつこうきょう)」を放ちます。続いて「ヒノカミ神楽」の技を繰り出します。

 炭治郎は堕姫と戦うことができ、さらに発熱して「痣(あざ)」を発現させるきっかけを作ることができました。心だけでなく体さえ燃やすように、体温を上げていったのです。

●毒をくらいながら戦う音柱に、煉獄さんを思い出す

 上弦の陸とは、堕姫とその兄・妓夫太郎(ぎゅうたろう)のふたりで成り立つ鬼です。本体は妓夫太郎ですが、堕姫も強力な鬼であるため炭治郎たちは苦戦しました。

 しかも天元は妓夫太郎の毒を受けて弱っています。そう堕姫に指摘されて、天元は笑いながら余裕だと返し、上弦の陸の倒し方も分かったと続けました。

「同時に頚を斬ることだ 二人同時にな そうだろ!!」

 その時、炭治郎は天元に煉獄さんの姿を重ねます。煉獄さんも、血まみれになりながら上弦の参・猗窩座(あかざ)に立ち向かっていきました。

 天元の言葉で、倒すことが難しい上弦の鬼でも対抗できると気付き、炭治郎たちは戦いを続けます。

●炭治郎が「反復動作」を使うトリガーにした煉獄さんの言葉

 禰豆子が太陽を克服したことをきっかけに始まった「柱稽古」。炭治郎は柱たちの訓練を通過し、岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじま・ぎょうめい)の元で修行を受けました。

 悲鳴嶼が与えた「大岩を動かす」という課題が乗り越えられない炭治郎に、継子である不死川玄弥(しなずがわ・げんや)は「反復動作」について助言します。「反復動作」で、全ての感覚を一気に開き、心拍と体温を上げることができます。悲鳴嶼や玄弥は読経を「反復動作」のトリガーとして使っていました。

 炭治郎がきっかけとして使ったのは、「大切な人の顔を思い浮かべ、それから煉獄さんの言葉を思い出すこと」です。

「心を燃やせ」

 炭治郎は煉獄さんから受け取った言葉をかみしめながら修行に励み、自分より大きい岩を1町(約110m)先まで押せるようになりました。

■過酷な最終決戦で何度も蘇る煉獄さんの存在

●因縁の猗窩座との戦いで…

 鬼舞辻無惨のいる無限城で、炭治郎は猗窩座と遭遇します。猗窩座は炭治郎の成長を褒めた上で、あれ以上強くなれなかったかもしれない煉獄さんが「死んでよかった」と言い放ちます。

 炭治郎は煉獄さんの笑顔と、煉獄家の人たちを思い出しました。

「何だと? お前 お前はもう 黙れ 煉獄さんのことを喋るな」

 温厚な炭治郎が大激怒したシーンです。それだけ煉獄さんを尊敬し、思い出を大切にしていたのでしょう。

●鬼舞辻無惨との戦い、煉獄さんの言葉を励みにする炭治郎

 鬼舞辻無惨との死闘でも、炭治郎は煉獄さんの言葉を思い出しています。

 複数の脳と心臓を持つ無惨を倒すには、首を落とすのでなく太陽を浴びせなくてはなりません。生き残った柱や伊之助、善逸たちが総攻撃をかけ「勝てるか」と思えた瞬間、衝撃波で全員が倒されました。

 柱である悲鳴嶼は左足を、義勇が右腕を失ってしまいます。意識を取り戻した炭治郎が駆けつけたのは、その瞬間でした。

 しかし炭治郎は夜明けまで残り1時間、たったひとりで無惨を切り続けることに。さらに、「ヒノカミ神楽」は12ある型を全て繰り返し続けなければ完成しません。

 それはかつて無惨を追い詰めた継国縁壱(つぎくに・よりいち)ですらなしえなかったことだと絶望しつつ、炭治郎は思うのです。

「それでも俺は 今自分にできることを精一杯やる 心を燃やせ 負けるな 折れるな」

 そして炭治郎は、刀を握りしめて無惨に向かうのでした。

●夜明けが来ても倒れない無惨に対し、炭治郎が思い出した言葉

 無惨の攻撃で気絶していた隊士たちが、立ち上がって再度攻撃を始めます。腕や足、眼を失っても無惨に立ち向かいますが、決め手が出せません。

 対して無惨は、自身が危ういことを感じて逃げ出そうとします。足止めだけでも難しいなか、炭治郎は無惨を刀で貫いて壁に打ち付けます。無惨は炭治郎を喰おうと、おぞましい変形で迫ります。

 その時、夜明けが来ました。

 しかし、無惨は最後の力で隊士たちを吹き飛ばすほどの衝撃波で攻撃。炭治郎だけは、左腕を失いつつも踏みとどまります。

「放すな 手を放すな 赫く 刃を赫くするんだ 心を燃やせ 赫くなれ 頼む」

 その刀には、煉獄さんが遺した炎型の鍔が付いていました。

* * *

 煉獄さんの言葉や行動が炭治郎に与えた影響は大きいものでした。そして、炭治郎が煉獄さんの言葉を思い出すのは、自分ひとりだけで強大な敵と戦う時が多いのです。

 ひるみそうな時、たったひとりで猗窩座に立ち向かい、悔いることなく笑顔で逝った煉獄さんの存在が炭治郎の励みになったのでしょう。無惨との戦いには、刀に煉獄さんが遺した鍔をつけて臨みました。煉獄さんは実際に無惨と戦ったわけではありませんが、炭治郎の心の柱として支え続けた立役者のひとりだったと言えます。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

(マグミクス編集部)

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