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Amazonプライムで見られる、掘り出し物アニメ3選 連休は隠れた名作を堪能

マグミクス / 2021年4月30日 11時50分

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■見ないなんてもったいない! アマプラの隠れた名作3選

 2021年のゴールデンウィークも自粛ムード。自宅で見るアニメをお探しの方もいるのではないでしょうか。しかし1回目の緊急事態宣言から約1年が経つ今、自粛続きで気になっていたアニメを見つくしてしまった方もいるでしょう。この記事では、「Amazonプライム・ビデオ」で見られるアニメのなかで、実は面白い「掘り出し物アニメ」を3作品ご紹介します。SNSでも「何回も泣きそうになる」「創作マンに刺さる本当にいいアニメ」と評判です。

●『ボールルームへようこそ』(2017年7月~放送)

『ボールルームへようこそ』は同名マンガ(著:竹内友/講談社)を原作としたアニメで、原作は現在11巻まで発売されています。「ボールルーム」は「舞踏室」という意味で、中学生の主人公が社交ダンスに熱中していく姿を描いた作品です。社交ダンスの美しさはもちろん、競技スポーツとしての「熱さ」が重点的に描かれており、熱いスポーツアニメが好きな方におすすめです。

 平凡な中学生・富士田多々良(ふじた・たたら/CV:土屋神葉)は、進路希望調査用紙を空欄で提出し、職員室に呼び出されていました。そのうえ、帰り道に不良にからまれた藤田は、謎の青年・仙石要(せんごく・かなめ/CV:森川智之)に助けられます。仙石は「小笠原ダンススタジオ」のプロダンサーで、藤田をそのままスタジオへ連れ込みます。スタジオには同じく職員室に呼び出されていた花岡雫(はなおか・しずく/CV:佐倉綾音)もいて、藤田のダンス体験に付き合うことに。花岡と手を組み緊張する藤田でしたが、花岡は「うちに何の用? 冷やかし? それともスケベ?」と冷たい視線を送ってーー?

 社交ダンスに対して、「中高年の優雅な趣味」「男女で踊る楽しいダンス」というイメージをお持ちの方もいるでしょう。しかし本作で描かれる社交ダンスは、筋トレや走り込みのうえでレッスンを重ねるような、本格的な「競技スポーツ」です。仙石や花岡のダンスに対する真摯な姿勢を目にしたことで、藤田も「自分を変えたい」とダンスレッスンに打ち込むようになります。藤田のまっすぐで初々しいダンスへの情熱は、見ている方もつい熱くなってしまうほど。加えてアニメ制作会社「Production I.G」が、社交ダンスのダイナミックかつ激しい動きを美しく描き出しています。ペアスポーツならではの葛藤やパートナーシップ、バトルアニメさながらの熱い競技会(試合)の様子は、一見の価値ありです。この作品は、「Amazonプライム・ビデオ」の他、「dアニメストア」「Netflix」などで見ることができます。

●『ひもてはうす』(2018年10月~放送)

『ひもてはうす』 (C) ひもてはうす製作委員会

『ひもてはうす』は、アニメ制作会社「バウンスィ」が原作・アニメーション制作を手掛けたオリジナルアニメです。製作委員会方式に加え、投資型クラウドファンディングを利用して資金調達を行いました。東京・中野の一軒家を舞台に、女子たちが「モテるようになるには?」と日々悩みながら共同生活を送る本作は、各声優のアドリブも多く「女子のリアルさ」が際立つ作品です。

 上京してきた本郷たえ(ほんごう・たえ/CV:洲崎綾)は、4月から社会人。同額時代の同級生・紐手こころ(ひもて・こころ/CV:明坂聡美)の家に居候することになりますが、そこにはこころの姉である紐手ときよ(ひもて・ときよ/CV:水原薫)、紐手きなみ(ひもて・きなみ/CV:三森すずこ)、こころの中高時代の同級生・新井みなも(あらい・みなも/CV:上坂すみれ)も住んでいました。ペットの猫・えにし(CV:西明日香)も含めた5人と1匹での新生活は、ツッコミどころ満載でーー? 個性豊かな女子たちが繰り広げる、リアルな日常系コメディアニメです。

 女子たちのリアルな日常を描いた本作は、セリフや音楽を絵より先に収録する手法「プレスコ」を採用。作品の世界観と相まって、女子たちのプライベートを覗き見しているような、生活感あふれる作品となっています。しかしその一方で、住人全員がとある「能力」を持っていたり、ブラジャーの洗い方で話が広がったりと、作品内容は個性豊か。毎話の後半は声優のアドリブパートとなっており、ラジオ感覚で気楽に楽しく見られます。パロディネタも豊富で、エンディングではキャラたちが他作品のコスプレを披露。毎話対象作品が変わっていくので、そちらにも注目です。この作品は、「Amazonプライム・ビデオ」の他、「dアニメストア」「U-NEXT」などで見ることができます。

●『Re:CREATORS(レクリエイターズ)』(2002年10月~放送)

『Re:CREATORS』 (C) 2017 広江礼威/小学館・アニプレックス

『Re:CREATORS(レクリエイターズ)』は、『BLACK LAGOON』の作者・広江礼威さんが原作を務めるオリジナルアニメです。監督は『Fate/Zero』『喰霊-零-』を手掛けたあおきえいさん、製作は『アイドリッシュセブン』『アルドノア・ゼロ』を手がけたアニメ制作会社「株式会社トロイカ」。アニメやゲームのキャラクターが現実世界に降り立つ斬新な設定に加え、作り手であるクリエイター側にも焦点を当てた作品です。

 高校2年生の水篠颯太(みずしの・そうた/CV:山下大輝)は、アニメやゲームが大好き。学校から帰って家でアニメを見ていた颯太でしたが、タブレットの様子がいきなりおかしくなります。気が付けば、颯太はさっきまで見ていたアニメのキャラクター、セレジア・ユピティリア(CV:小松未可子)と、軍服を着た謎の少女との戦いに巻き込まれていました。あっという間に現実に戻った颯太でしたが、今度は颯太の部屋にセレジアが現界。同じく現れた軍服の少女を追い、ふたりは代々木公園へと向かいますがーー?

 アニメやゲームのキャラクターが現実に現れるという珍しい設定を、豪華制作陣が実現した本作。上記のほかにも、制作にアニプレックスや小学館、音楽に『進撃の巨人』『甲鉄城のカバネリ』の澤野弘之さんが携わる豪華ぶりです。作中では、現界したキャラクターたちが作者と出会ったり、自分の出ている原作を読んだりとメタ的な表現も多く登場。ドライブシーンやバトルシーンなどの作画も美しく、独特の世界観に引き込まれます。設定の珍しさが光る本作ですが、原作者や脚本家、イラストレーターなどの「作り手」たちにスポットライトが当てられる後半も必見。アニメ好きな方はもちろん、絵や小説など「ものづくり」に携わったことのある方には、ぜひ見ていただきたい作品です。この作品は、「Amazonプライム・ビデオ」の他、「U-NEXT」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

* * *

 自粛続きの日々はストレスがたまりがちですが、そんなときこそ普段見ない作品を見てみるのもおすすめです。気になる「掘り出し物アニメ」があった方は、この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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