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刑務所コメディ『ごくちゅう!』が話題。「可愛い」のに、リアリティがすごいワケ

マグミクス / 2021年6月3日 17時10分

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■可愛くっても服役中? 異色の獄中コメディの魅力

 可愛い女の子が登場するマンガに魅力を感じる人は多いはず。では、“可愛い前科者”が主人公のマンガはいかがでしょう? 最近ネット上では、「ヤンマガWeb」で連載開始した『ごくちゅう!』が注目を集めています。可愛いけれど前科を抱えた女の子たちの獄中生活を描いた異色のコメディマンガで、そのキレキレすぎる内容が大きな話題を呼んでいます。

※この記事では、物語の核心に関わる記述があります。

 同作の主人公は、「お野菜(〇麻)をゲットしたらポリスにキャッチされた」というゆるカワ女子・晴乃うらら。独居房に収容されていた彼女が、雑居房へ転房することから物語は動き出します。

 彼女が移った先の雑居房には、それぞれ「業務上横領罪」「傷害罪」などに問われたゆるカワな仲間(?)たちがいました。彼女たちは刑務官を「センセイ」と呼び、「シャバに戻れるまでよろしく!」とあいさつします。

 あまりにキレッキレな内容に、読者たちも「じつは主人公は冤罪で…… とかでもなさそう(笑)」「主人公のプロフィールをよく見たら“累犯”って書かれてる! 初犯でもないのか」「ムショ経験がないと書けないようなリアルさが逆に怖い」と衝撃を受けたようです。

 同作の取材協力に携わった作家・草下シンヤさんいわく、「(同作は)けい〇ん! みたいな雰囲気」を目指しているのだとか。確かに登場キャラクターはみんな可愛らしい女の子たちなのですが、一方で可愛さで誤魔化すことができない“リアリティ”も読者を釘付けにしています。

 それもそのはずで、同作には草下さんの他にもうひとりの取材協力者がいます。その人物こそ、過去に囚人生活を経験している雨宮さんです。彼女が「4年弱の懲役生活を元に思い出しながら」執筆した記事によると、雑居房では「累犯の先輩方に刑務所での生活に向けて役に立つアドバイスを受けたり」できるそう。『ごくちゅう!』の主人公・晴乃うららも、今後は雑居房の先輩たちにあれこれ学ぶことになるのでしょう。

 これまでの“可愛い系マンガ”とは一線を画す、「ゆるふわコメディ×リアルな刑務所生活」という世界を、『ごくちゅう!』で体験してみてはいかがでしょう?

(マグミクス編集部)

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