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散り際が残念すぎる、キャラ4人 「なぜ?」「そもそも死ぬ必要があったのか」

マグミクス / 2021年6月15日 11時50分

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■『ONE PIECE』には伝説の自滅部隊がいた

 バトルマンガにおいて、登場人物の死はストーリーに多大な影響を与える展開です。しかしなかには「なぜ死んだ?」と思えるキャラクターも……。ラオウが放った名言「我が生涯に一片の悔いなし」とは到底言えません。この記事ではネット上でも賛否が分かれる、散り際が残念すぎるキャラクターに注目してみます。

※『ONE PIECE』『NARUTO』『グラップラー刃牙』『僕のヒーローアカデミア』に登場するキャラクターの生死について記載しています。ご了承のうえ、お読み下さい。

●うっかりミスで自滅?…ツメゲリ部隊(『ONE PIECE』)

「ジャンプ」マンガの王様『ONE PIECE』(著:尾田栄一郎/集英社)からは、単行本12巻から23巻に描かれる「アラバスタ編」に登場するツメゲリ部隊は読者の間で物議をかもしている存在です。ツメゲリ部隊は、アラバスタ王国の転覆を企てる悪役・クロコダイルに立ち向かう4人のエリート部隊です。強敵クロコダイルに対して、ツメゲリ部隊は爆発的なパワーを得られる水「豪水(ごうすい)」を飲んで挑みます。しかし「豪水」はパワーの代償として、飲んだ者の命を削るためわずか数分しか生きられません。豪水によって逆転劇を迎えるのかと思いきや、仲間のひとり・チャカがその効果をうっかり口走ってしまったことにより、クロコダイルは“戦わない”という戦法を選びます。クロコダイルは「勝手に死ぬんなら……おれが手を下すまでもねェよな?」と高い笑いしながら、ツメゲリ部隊は死を迎えました。

 ネット上では「本当に戦う必要がなくて笑った」など厳しい意見から、「クロコダイルに水分を吸わせるつもりだった」など擁護派もいます。ツメゲリ部隊はわずか数ページの登場でしたが、あまりに残酷な展開だったためシリーズでも語り継がれる存在になっています。

●人気キャラがあっさり退場…日向ネジ(『NARUTO -ナルト-』)

 ネジは『NARUTO -ナルト-』(著:岸本斉史/集英社)の主人公ナルトが属する木の葉隠れの里でも最強の一族「日向一族」」のひとりで、日向のストーリーを描く上でもキーパーソンとして活躍。ナルトたちの世代のなかでも抜きん出た才能が評価されていた人物です。初期から登場し、キャラクター人気ランキングでも上位を誇っていたネジですが、ストーリー終盤の「第四次忍界大戦」であっけなく退場してしまいます。ストーリー中盤では活躍の機会は少なくなっていましたが、第四次忍界大戦で久しぶりに大活躍し読者も胸アツの展開に。しかしその最中、仲間をかばう形であっさりと亡くなってしまいます。これについて作者の岸本斉史先生は、戦場では死が突然訪れるため敢えて丁寧に描くことはしなかったと語っています。

●最強キャラがやられ役として招集…烈海王(「グラップラー刃牙」シリーズ)

 大人気格闘マンガ「グラップラー刃牙」シリーズ(著:板垣恵介/秋田書店)に“中国拳法の達人”として登場するのが烈海王です。初期から登場し、主人公・刃牙をも圧倒する実力を持つ人気キャラクターでした。それがシリーズ第4部『刃牙道』にて、クローンとして現代に復活した剣豪・宮本武蔵と激闘を演じた末、腹部を切られ地面へ倒れこみます。これまでも数々の強敵と戦い、主要キャラとして活躍してきた烈海王の死に「ホントに死んだの?」と読者の間でも疑心暗鬼になる人が続出しました。この展開には裏事情があり、本来は別のキャラがやられる予定でしたが、諸事情により手持ち無沙汰だった烈海王を抜擢したと作者の板垣恵介先生が明かしています。当時、編集者からも烈海王が死ぬことだけは考え直して欲しいと頼まれたそうです。

 ちなみに結末としては本当に死んでしまった烈海王ですが、死後に異世界転生してしまったスピンオフ作品『バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ』がスタートしています。

●早すぎる退場に戸惑い…ナイトアイ(『僕のヒーローアカデミア』)

 人類の8割が超能力を持ち、ヒーローが活躍する社会を描いた『僕のヒーローアカデミア』(著:堀越耕平/集英社)、通称『ヒロアカ』で名バイプレーヤーとも言える存在がサー・ナイトアイです。作品の看板キャラでもあるオールマイトや主人公・デクが肉体強化の能力に対して、ナイトアイは“未来が見える”能力を駆使し、作中でも貴重な頭脳派キャラとして活躍。しかし初登場から間もなく行われた敵組織の掃討作戦において、敵のボス・オーバーホールに重傷を負わされ死亡してしまいます。これからバリバリ活躍すると期待させるキャラだったため、あまりに早すぎる死に読者には戸惑いが広がりました。

* * *

 人気キャラが突然死ぬ展開は作者たちが、よりリアルなバトルを追求した結果なのかもしれません。 “我が生涯に一片の悔いなし”と言える人生は少ないようです。

(椎名治仁)

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