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オリジナルMSを作れる『ガンダムブレイカー』の面白さ。組み合わせは「垓」の単位まで?

マグミクス / 2021年6月24日 17時10分

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■アニメとガンプラにも広がる「ガンダムブレイカー」

 2021年6月、新しいガンダムシリーズとして「ガンダムブレイカー バトローグ プロジェクト」という企画が発表されました。ゲーム、ガンプラ、アニメが連動して展開するという企画です。……とはいえ、中心となる「ガンダムブレイカー」(以下ガンブレ)という作品をご存じない人もいるでしょうから、そこをまず説明しましょう。

「ガンブレ」は、2013年にPlayStation3、PlayStation Vita用ゲームソフトとして発売されました。ガンプラのパーツを自由自在に組み合わせてオリジナルMS(モビルスーツ)を作り、それを戦わせるというアクションゲームです。

 発売当時、同じガンプラを扱った作品ということで、『ガンダムビルドファイターズ』(2013年)との連動キャンペーンも実施されていました。実は筆者はこの時、少しだけお手伝いしています。

 人気ゲームだったこともあって、続編がいくつかコンシューマーゲームとして販売されました。そして2019年にソーシャルゲームとして、『ガンダムブレイカーモバイル」がリリースします。筆者もリリース初日からプレイしました。テレビCMも流れているので、名前自体は知っている人はいるかもしれません。このゲームを中心に、今後はガンプラとアニメも展開するというわけです。

 アニメの監督は大張正己さん。ここで思い出す人もいるかと思いますが、『ガンダムビルドシリーズ』の外伝作品である配信アニメ『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』でも監督を務めていました。今回、プロジェクトに「バトローグ」という名称がついているのも、何か関連性があるのでしょうか?

 ほかにも、発売予定のガンプラもいくつか発表されました。そのトップとなっているのが、HG 1/144 ガンダムヘリオス。詳細は不明ですが、主人公機と思われます。「ガンブレ」では初代主人公機「ガンダムアルテミス」がデスティニーガンダムとガンダムXをミキシングしたガンプラとして登場し、2代目主人公機「ガンダムアレウス」が、さらにガンダムF91とガンダムダブルエックスの要素を加えた設定になっていました。

 カラーリングも、これまでの主人公機と同じ白と青のガンダムヘリオス。ゲームだけでなく本物のガンプラとしても遊べるので楽しみですね。

 このほかにも、いくつか「ガンブレ」登場のガンプラが発表されています。どれもシルエットが独特で、MSが兵器であるのに対して、「ガンブレ」のガンプラはファッションに近い感覚なのか? と感じました。まさしく「ガンプラは自由だ!」ということでしょうか。

■オリジナルガンプラを作り出せる可能性は無限大

『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』を監督した大張正己さんは「ガンダムブレイカー バトローグ プロジェクト」でもアニメ版の監督を務める (C)創通・サンライズ

「ガンブレ」をファッションと言った理由のひとつに、外見を改造するミキシングビルドが容易にできる点が挙げられます。

 例えば、ガンダムにザクの手やドムの足を付けてゲルググの武装を持たせる……という遊びですね。実際にこれを立体物で実現しようとしても、ジョイントなどの問題もあって、それほど容易ではありません。その点、「ガンブレ」ではここをメインに遊ぶシステムですから自由自在。しかもボールなどの一見、組み合わせることができなさそうなガンプラともミキシングすることが可能です。

 さらに基本サイズは1/144ですが、より大きな1/100サイズ、さらにSDガンダムともミキシングできるので、その可能性はまさに無限大。大風呂敷というわけでなく、テレビCMでも組み合わせは1垓7226京1037兆5705億8200万と宣伝していました。しかも、これは現在の数ですから今後もっと増えていくわけです(垓なんて単位を使っているのは初めて見ました)。

 それと、あまり知られていませんが便利な機能に、色を変えることができる機能があります。通常はミキシングビルドしたオリジナルガンプラの色を変える機能。しかし、これとは別の使い方もあります。

 例えば、既存のガンプラの色を変えることができるので、気軽にオリジナルカラーのMSを見て楽しむ遊び。さらに、実際のガンプラをオリジナル塗装する前にテストできるというわけです。もちろん、気軽に「ガンダムカラーのザク」とか、「何でもシャア専用機にする」ことも可能。楽しみ方は人それぞれです。

 しかし、なかにはアクションゲームが苦手という人もいるかもしれません。筆者もアクションゲームは超苦手で、クリアせずに放りだしたゲームは星の数ほどありました。そんな人のために、「ガンブレ」ではCPUが動かしてくれるAUTO機能があります。わざわざパイロットをしなくても、MSを開発する技術者の気分が味わえるということ。一応、筆者の体験ですが、性能の高いガンプラさえ作れば、ある程度のシナリオはAUTOでいけます。

 唯一の悩みは、ソーシャルゲーム特有の「ガシャで引かないとパーツが手に入らない」ということでしょうか? こればかりはソーシャルゲームがもって生まれた宿命みたいなものですよね。それでも筆者のプレイしてるソーシャルゲームのなかでは比較的、お目当てのパーツを入手しやすい気がします(あくまでも筆者の体感です)。

 そんなゲームの「ガンブレ」が、本物のガンプラとアニメでも展開するのですから、期待しかありません。今後の展開がどうなるのか、期待して見ていこうと思います。

(加々美利治)

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