誰もが負けると思った?スポーツマンガの名試合3選。「湘北vs山王」級の感動!
マグミクス / 2021年7月16日 18時10分
■勝算ゼロの最強の敵から「勝利」を奪い取る!
バスケットボールマンガの金字塔『SLAM DUNK』の物語終盤で描かれた、湘北高校対山王工業戦のラスト数秒の大逆転は多くの読者を興奮させる展開でした。主人公が所属するチームが強豪校相手に劇的な逆転勝利を飾るというのは、スポーツマンガの醍醐味といえます。
そこで今回は、誰もが一度は負けるかと思ったところから大逆転勝利が描かれた、スポーツマンガの名試合を3つ紹介します。
●『アイシールド21』 泥門デビルバッツVS神龍寺ナーガ
最初に紹介するのは、「週刊少年ジャンプ」で2002年から2009年まで連載されたアメリカンフットボールマンガ『アイシールド21』で、最高の試合と名高い逆転劇です。
全国大会「クリスマスボウル」の優勝を掲げ、東京都予選から快進撃を見せていた泥門デビルバッツですが、関東大会1回戦で創部以来、関東大会で9連覇中の東日本最強チームといわれる神龍寺ナーガと激突。“神速のインパルス”と呼ばれる最強の反射神経を持った天才・金剛阿含や世界最速とも言われるバック走で4秒89の記録を持つ細川一休などが在籍する神龍寺に、泥門は試合前半から圧倒的な力の差を見せつけられます。
もうダメかと誰もが思ったところで活躍したのが、伏兵・雪光学です。この選手はこれまで勉強しかしておらず体はガリガリで運動音痴という補欠選手でした。しかし、唯一の特技である頭の良さをフルに活かして、神龍寺からタッチダウンを奪い取ります。
その勇姿を見て火がついた主人公・小早川セナやモン太は自分の持つ以上の力を発揮、過去に神龍寺と因縁のあるヒル魔や栗田が奮起し、見事大逆転を収めました。残り数秒となっても諦めない泥門デビルバッツのメンバーに胸を打たれた読者も多いのではないでしょうか。
●青春学園中・河村隆VS四天宝寺中・石田銀
次に紹介するのが、「週刊少年ジャンプ」で1999年から2008年まで連載され、現在ジャンプスクエア(集英社)で続編が描かれている『テニスの王子様』の神試合。それが、全国大会準決勝で行われた主人公・越前リョーマが在籍する青春学園中の河村隆と、全国シード強豪校・四天宝寺中の石田銀との試合です。
「波動球」という技を使い、青春学園の中でもナンバーワンのパワープレイヤーとして活躍していた河村でしたが、対戦した石田銀はなんと波動球の生みの親という、圧倒的な力を持った選手でした。
作中の河村だけでなく読者も震えさせたのが、「ワシの波動球は百八式まであるぞ」というセリフ。一式、二式と数が増えていくにつれてパワーも桁違いに強くなる石田銀に対して、河村もダッシュ波動球という新技で応戦しますが、まったく歯が立ちません。
ついには当たったボールの威力によって会場の客席中段付近まで飛ばされてしまいます。全身から流血し体はボロボロ、テニスの試合とは思えない血だらけの死闘の末、渾身の一撃で石田の腕を粉砕し勝利することができました。
柳田理科雄氏による「空想科学読本15」(KADOKAWA)によると、この時河村が放った波動球の威力は、マッハ790という速度で、当たったものは3200m先まで吹っ飛ぶ……と算出されています。壮絶な戦いの内容で読者を震えさせた名勝負といっていいでしょう。
●『ハイキュー!!』烏野高校VS白鳥沢学園
最後に紹介するのは、「週刊少年ジャンプ」で2012年から2020年まで連載されたバレーボールマンガ『ハイキュー!!』での試合です。
バレーボールの全国大会、通称「春高」を目指す烏野高校が宮城県予選決勝で対決したのが白鳥沢学園。白鳥沢は、全国3本指に入るエースストライカーと呼ばれる牛島若利というスーパーエースが在籍している全国大会の常連校で、試合前も「勝てるわけがない」と言われていました。
実際試合が始まると、主人公・日向翔陽や影山が今まで以上の活躍を見せ拮抗した勝負を見せますが、5セット3セット先取の試合で先に2セットを先取されてしまいます。
追い込まれた烏野でしたが、ここで活躍を見せたのが、ミドルブロッカーの月島です。これまで牛島のスパイクをほとんど決められていた月島が、持ち前の冷静さとブロックの技を駆使して牛島のスパイクを止めてみせました。このブロックが烏野に流れを呼び寄せ、最終セットで見事勝利を収めました。
烏野のコーチである鵜飼コーチが試合後「今日はお前がMVPだ」と言ったように、誰もが月島を好きになった瞬間だった
スポーツマンガで描かれる奇跡のような逆転劇は、読む者をワクワクさせ、その記憶はずっと残り続けるでしょう。みなさんの記憶に残っている「大逆転劇」は何でしょうか?
(井上椋太)
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