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マンガ単行本のカバー裏に隠されたキャラ設定・伏線3選 連載派は知らない…

マグミクス / 2021年7月17日 18時10分

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■マンガをもっと楽しめる作者の工夫が詰まったカバー裏

 皆さんはマンガ単行本のカバーを外した表紙、俗に言う“カバー裏”や“カバー下”にしっかりと目を通して作品を読んでいますか? 「ジャンプ」や「マガジン」などでマンガを読む連載派の方たちにはあまり縁がないかと思いますが、カバー裏には、カバーに描かれている絵のモノクロ版やラフ画が描かれていることが多くあります。また、なかにはカバー裏におまけ的要素として、さまざまな仕掛けが施されている作品も存在します。実はカバー裏にこそ、単行本や電子書籍を買ってくれるファンのために作者がより楽しめるようにという想いが込められているのです。

 そこで今回はせっかく購入したのに見逃すともったいない、カバー裏で遊んでいるマンガを3作品ご紹介します。

●よりキャラクターのことを深く知れるカバー裏『呪術廻戦』

 ひとつ目に紹介したいのが、『呪術廻戦』(著:芥見下々)のカバー裏です。呪術廻戦のカバー裏には、TVアニメ版のエンディング後のお楽しみでもある「じゅじゅさんぽ」が描かれています。本筋のストーリーには入りきらなかった主人公・虎杖悠仁と高専のメンバーたちのほっこりするエピソードが1コマとして描かれており、カバー裏を見ることでキャラクターの性格や人間関係をより深く知ることができるようになっているのです。

 特におすすめしたいカバー裏が単行本12巻。カバー裏には「じゅじゅさんぽ」が描かれていると先述しましたが、単行本11巻からは「じゅじゅさんぽ」に二重線が引かれ、現実社会になぞらえて虎杖たちも外出自粛し、オンラインで話す様子が描かれています。単行本12巻に描かれているのはオンライン上でぶりっこ風な顔をする五条悟、それを見て呆れ果てたのかは分かりませんが、画面には七海建人と家入硝子が「退室しました」の文字。3人の関係を的確に表しているなんとも言えない1コマになっています。

●カバーとカバー裏を使った壮大な仕掛け!『ワンパンマン』

「となりのヤングジャンプ」(集英社)で連載中の人気作『ワンパンマン』(著:ONE、作画:村田雄介)もカバー裏に面白い仕掛けが施されている作品のひとつです。ワンパンマンのカバー裏にはカバーに描かれている絵とは別の描写がされていて、1、2コマでストーリーとは別のキャラクター描写がされています。

 現在単行本23巻まで発売されている『ワンパンマン』ですが、特にカバー裏まで力を入れていると思われるのが単行本19・20・21巻です。この3巻のカバーの部分をつなげると1枚の絵が現れるのですが、さらにカバー裏にも仕掛けが。カバーを上にスライドさせることによってさらにつながる絵が出現、つまり表紙カバーとカバー裏合計6枚の絵が合わさることによって巨大な1枚絵になる仕掛けが施されているのです。さらに仕掛けがなされているのは表面だけではなく、裏面にも同じくスライドさせることで絵が現れる仕組みになっています。ストーリーだけでなくカバー裏でも楽しませてくれる先生に感動した方も多いのではないでしょうか。この3巻つながる表紙は単行本だからこそ楽しめる要素と言えますのでぜひ手に取ってみてください。

●読み終えた後にもう一度読み返したくなる! 伏線満載のカバー裏 『約束のネバーランド』

 最後に紹介するのが2020年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されていた大人気作『約束のネバーランド』(著:白井カイウ・出水ぽすか)です。2021年6月時点で全世界累計発行部数は3200万部を突破しているこの作品の魅力はなんといってもいくつもの張り巡らされた伏線にあります。そして、その伏線はカバー裏にも描かれています。

 本作品はカバーとカバー裏の絵の構図は似ていますが、描かれている内容は異なっています。単行本1巻を例に挙げてご説明しますと、カバーにはグレイス=フィールド農園にいる主人公・エマを含めた子供たちが描かれ、カバー裏には場所は同じくグレイス=フィールド農園ですが、ひとりの少女が描かれています。単行本を読み進めていくと納得するのですが、描かれている少女はエマたちを育てている農園のママ・イザベラの幼少期でした。実はイザベラもエマたち同様に農園で育てられた過去を持っていることが後々になって描かれていきます。最初にこのカバー裏を見てもなんのことか分からない伏線になっているのです。単行本2巻以降も1巻と同じようにカバー裏がその後のストーリーの伏線のような描かれ方をしており、読み終えた後にまた見返したくなる2度楽しめるカバー裏の仕掛けと言えるでしょう。

 その他の多くの作品でも用いられているカバー裏の仕掛け。連載派の方はあまり目を通す機会は少ないかも知れませんが、単行本でぜひ一度お気に入りの作品のカバー裏を確かめてみてください。今まで見つけられなかった新たな楽しみが増えるかもしれません。

(井上椋太)

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