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『遊郭編』堕姫役・沢城みゆきが演じたキャラ3人 幅広い役柄がピタッとハマる

マグミクス / 2021年10月2日 13時10分

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■幼い少女にクール系美少女、少年…幅広い演技・声色で引きつける!

 2021年9月25日、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』テレビ放送後に、『鬼滅の刃 遊郭編』のキャストが発表されました。「遊郭編」では、鬼殺隊最高位の剣士「柱」のひとり、音柱・宇髄天元(うずい・てんげん/CV:小西克幸)の妻たちが調査のため吉原遊郭に潜入し、消息を絶ってしまいます。炭治郎たちは天元とともに、遊郭に潜む鬼と戦います。今回キャストが発表されたのは、鬼舞辻無惨直属の「十二鬼月」のひとり、上弦の陸・堕姫(だき)。この役を沢城みゆきさんが演じることが公表されました。

 沢城みゆきさんと言えば、幼い少女からクール系、少年と幅広い役を演じる超実力派声優。そこで本稿では、沢城みゆきさんが演じるチェックしておきたい、知っておきたいキャラクターを3人ピックアップしてご紹介します!

●『デ・ジ・キャラット』プチ・キャラット

 ひとりめは、沢城みゆきさんのデビュー作でもある『Di Gi Charat(デ・ジ・キャラット)』のプチ・キャラット(通称:ぷちこ)。ブロッコリーおよび同社が運営するキャラクターショップ「ゲーマーズ」のマスコットキャラクター(イラスト:こげどんぼ*)が原作です。アニメは2003年4月~2004年3月に放送されました。

 本作品の主人公は、デ・ジ・キャラット星の王女さまであるデ・ジ・キャラット(通称:でじこ/CV:真田アサミ)。でじこは大女優になるべく、妹分でもあるプチ・キャラット(通称:ぷちこ)とともにネコ型宇宙船で地球のアキハバラに降り立ちます。しかし住む場所がなく、そこで出会った「ゲーマーズ」秋葉原店店長(CV:一条和矢)に、お店の手伝いをすることを条件に部屋を貸してもらうことになって――。そこから、アキハバラでの生活が始まります。

 沢城みゆきさんが演じるぷちこは、見た目の幼さとは裏腹に毒舌で意外と行動派。語尾の「にゅ」が特徴的です。得意技「めからびーむ」を練習中で、穴にはまっていたところをでじこに助けられてから妹分に。ぷちこを演じた際、沢城さんはなんと14歳。リアルな幼さの残る声色は、今とはまた違った魅力があります。沢城さんはこの後も、ブロッコリー作品およびこげどんぼ*作品に多数出演していきます。「声優・沢城みゆき」の原点ともいえるキャラクターです。

●『ローゼンメイデン』真紅

TVアニメ2期『ローゼンメイデン・トロイメント』画像はDVD-BOX(ポニーキャニオン)

 ふたりめは『ローゼンメイデン』の真紅。「月刊コミックバーズ」(幻冬舎コミックス)および「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載されていたマンガ(著:PEACH-PIT)が原作です。アニメは第1期が2004年10月~12月に、第2期が2005年10月~2006年1月に放送され、2006年12月に全2話の特別編も放送されました。また、2013年7月~9月には制作会社やスタッフを一新した新アニメも放送されています。

 本作品の主人公は、クーリングオフギリギリでの返品が趣味の引きこもり男子中学生・桜田ジュン。あるとき、ジュンの元に「まきますか まきませんか」と書かれた怪しいダイレクトメールが届きます。ジュンが「まきます」を選択すると突然革製の鞄が現れ、中には精巧な作りのアンティークドールが。ドールは自らのことを「私は真紅(しんく)。ローゼンメイデンの第5ドール」と名乗り、ジュンに契約を求めてきます。ここからジュンは、ミーディアム(下僕)としてアリスゲームに巻き込まれていきます。

 沢城みゆきさんが演じる真紅は、金髪青眼に赤いワンピースを身にまとったドール。プライドが高く冷静で、マナーを重視しながらマイペースな一面も併せ持つ高貴な性格です。基本的には淡々とした口調、表情ですが、内に秘める思いは強く、ジュンのことも「下僕」と言いながら大切に思っています。沢城みゆきさんの繊細さと強さ、冷たさと温かさを併せ持つ絶妙な声色は、そんな真紅の真っすぐな性格、そして時おり見せる不安定さ、かわいさをこれでもかと引き出してくれています。

●『ゲゲゲの鬼太郎』鬼太郎

アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6シリーズ (C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション

 最後は『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎。同名のマンガ(著:水木しげる)が原作で、「週刊少年マガジン」(講談社)ほか多数の雑誌に掲載されてきた超ロングセラー作品です。アニメは第1シリーズが1968年1月~1969年3月に放送され、現在第6シリーズまで放送されています(2018年4月~2020年3月)。沢城みゆきさんが鬼太郎を演じるのは、この第6シリーズです。

 本作品の主人公は、拝み屋の血筋を持つ正義感が強い女子中学生・犬山まな、そしてゲゲゲの森に棲んでいる幽霊族の末裔である少年・鬼太郎。ある日、突如人が木になってしまうという怪奇現象に見舞われた渋谷の交差点。そんななか、家の隣に住む男の子・裕太が「妖怪のせいだ」「妖怪はいる」と主張しからかわれていました。そんな裕太を助けようと、まなが妖怪ポストを見つけ出して手紙を入れると――そこに鬼太郎が現れて!?

 沢城みゆきさんが演じる鬼太郎は、妖怪でありながらもクールで大人しい性格の少年。しかし内には熱い思いを秘めていて、幼い頃に水木という人間に育てられた恩返しとして人を助けています。人の醜さ、愚かさを分かって冷めた目で見ながらも、それでもと手を差し伸べる彼の深い優しさを、落ち着いた声色で見事に表現する沢城みゆきさんの演技はさすがのひと言です。ほかのシリーズと比較してみるのも面白そうですね。

* * *

 以上、沢城みゆきさんが演じる、知っておきたいキャラクター3選をご紹介しました。このほかにも『デュラララ!!』のセルティ・ストゥルルソンや『〈物語〉シリーズ』の神原駿河、『ルパン三世』の峰不二子、『HUNTER × HUNTER』のクラピカなど魅力的かつ個性的なキャラクターを多数演じています。全然毛色の違うキャラクターが多数いながら、どれもピタッとはまっているのがすごいですよね。

『鬼滅の刃 遊郭編』が楽しみなのはもちろんのこと、『令和のデ・ジ・キャラット』の制作が決定するなど、今後ますます注目が集まるであろう声優、沢城みゆきさん。これからどんなキャラクターを、演技を見せてくれるのか楽しみです。

(月乃雫)

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