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『ゼルダ』の嫌すぎなモンスター3選 努力を無にする非道なやつら

マグミクス / 2021年11月6日 6時10分

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■「ゼルダ」シリーズの敵は手こずらせ度屈指

2021年に35周年を迎えた「ゼルダの伝説」シリーズ。7月にはかつてWiiで発売された『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』がNintendo Switch用ソフトとして登場、2022年には新作として『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』の続編が予定されるなど、ファンの変わらぬ熱い視線を集めています。

 これまでたくさんの作品がリリースされてきた「ゼルダ」シリーズですが、ゲームの基本は、主人公リンクがギミックをクリアしながらフィールドやダンジョンの秘密をときあかし、世界を救うくアクションアドベンチャーゲームです。数々のギミックは一筋縄ではいかないものばかり。どうすれば先に進めるかが分かっても、タイミングが難しかったりアクションテクが及ばなかったりで、そう簡単にクリアはできません。同じギミックに2回3回4回5回……と果てしなく挑むこともザラですが、そんな健気なチャレンジ精神をくじくのが、襲いくるモンスターたちです。ギミック解除に必死なプレイヤーをあざ笑うかのようにワラワラわいては特殊能力で嫌がらせ(攻撃というより、本当に嫌がらせとしか思えない)をしてくるモンスターに絶叫したことは、一度や二度ではないはずです。

 シリーズのなかでも、飛び抜けて嫌~なモンスターをピックアップしてみました。

●キング・オブ・嫌がらせの「フォールマスター」

 1991年発売のスーパーファミコン用ソフト『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』で初登場した「フォールマスター」は、手首から先だけの姿をした「手だけのモンスター」です。『ダメおやじ』や『BARレモン・ハート』などで有名な古谷三敏先生が『手っちゃん』という、手だけの手っちゃんが主人公のホームコメディマンガを描いていますが、見た目はまさに、その手っちゃん。ただし手っちゃんは笑いにあふれた生活を送っていましたが、「フォールマスター」には笑えるところはひとつもありません。

「フォールマスター」はダンジョンのなか、おそらく天井にでも張りついているのでしょう。頭上から、リンクを捕まえようと落ちてきます。登場の前兆として足下に影が現れるので、すかさず動いて影から外れればいいのですが、難解なギミックに挑んでいる最中では気付いたら捕まえられていたという事態もしばしば。では、捕まえられたらどうなるか? 少々のハート(体力)が削られるくらいならいいのですが、なんとダンジョンの入口まで戻されてしまうのです。ダンジョン深くまでもぐるためにどれだけのギミックをくぐり抜けてきたことか……それがすべてチャラ。こんなことをしていったい何が楽しいんでしょうか、やつは。

■トラウマレベルの非道モンスターに涙目

ニンテンドー3DS用ソフト『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(任天堂)

●おいはぎ根性マジ勘弁! な「ライクライク」

 1986年発売の第1作『ゼルダの伝説』から登場している老舗モンスター「ライクライク」。特殊能力は作品ごとに多少の違いがありますが、共通しているのは「おいはぎ体質」だということです。身体はグニャグニャした筒のような形で、ゆっくり移動しているかと思いきや、こちらが近づくといきなり丸呑みしてくるという凶暴モンスター。ふいをつかれてそれだけでもショックなのに、さらにぜん動運動のような動きで、生きたまま消化吸収されているかのような絶望まで味わわされます。しかもその後、口に合わないとでもいうかのように、ペッと吐き出されてしまうのです。助かったとはいえ、なぜか猛烈な屈辱感が漂います。

 被害はそれだけではありません。むしろこちらの方が大問題なのですが、この「ライクライク」、吐き出すときに盾を奪ってゆくのです。作品によっては盾だけでなく、洋服やルピーなどまで奪われることも。「ライクライク」なんてかわいい名前のくせして、まさに、おいはぎの所業。この人でなし! あ、モンスターでした。

 ちなみに「ライクライク」の名前は、「蓼食う虫も好き好き」のことわざをもとに命名されたのだそうです。「蓼(盾)食う虫も好き好き(ライクライク)」。制作陣のテンションがノリノリだったのか、もしくは徹夜続きでぼーっとしていたのか、計りかねるところです。

●生理的に無理!「デドハンド」

「デドハンド」は、1998年発売のNINTENDO64ソフト『ゼルダの伝説 時のオカリナ』に登場する中ボスです。見た目から攻略の仕方から、すべてが嫌すぎる生理的に無理なモンスターなのですが、中ボスである以上戦わざるをえず、思い出すだけで泣きそうです。

「デドハンド」のいる中ボス部屋に入ると、地面からたくさんの細長い白い手が生えています。よく見ると白いだけでなく血のように赤くにじんだ部分もあり、かなり不気味なのですが……本体は地面の下に隠れており、この不気味な手に捕まらない限り引きずり出せないのです。ビビりながらも意を決して自ら捕まりにいくと、頭をがっちりとホールドされて、思っていた以上に怖い! 地面から出てきた本体も、白い身体に血しぶきを浴びたような風体でじりじり迫ってくるので怖すぎる! 「デドハンド」を倒すには、この、自ら捕まっては引きずり出して攻撃するという工程を何度も繰り返さなければならないのです。自ら攻撃されにいくことは、不意打ち攻撃の何倍も怖いもの。それを強いる「デドハンド」は生涯のトラウマモンスターです。

 何年経っても戦いの記憶が蘇るほどの難敵がいること、それもまた、名作ゲームの名作たるゆえんかもしれませんね。

(古屋啓子)

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