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予想が絶妙に当たらない『ポケモン』新作タイトル遍歴 裏切られ続け25年!

マグミクス / 2022年5月4日 19時10分

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■当たりそうで当たらない! タイトルだけでもこれだけ楽しませる『ポケモン』

「ポケットモンスター」シリーズの最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』が2022年冬に発売される知らせを受け、SNSは歓喜に湧くと同時に「ここにきてシリーズ名に色が入るのか」という新鮮な驚きにあふれました。実際、「ポケモン」シリーズでタイトルに色を冠したものですと、リメイク版以外では2012年発売の『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』と実に10年ぶりのこと。

 この記事では初代から最新作まで絶妙に予想を外してくる、「ポケモン」シリーズのタイトル遍歴を改めておさらいしていきます。

 初代『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されたのは1996年のこと。そもそも大筋の内容は同じでありながらも、細部の違いでタイトルを区別する企画自体がエポックメイキング。『炎・草』ではなく『赤・緑』という抽象化されたネーミングがかえって子供心を刺激しました。

 その後、順調に『青』、そして『ピカチュウ(黄)』とクレヨンや色鉛筆に入っている色を冠したタイトルが発売され、さてそろそろ完全新作のウワサが出回り始めます。その時、少年少女らの予想の多くは『黒・白』へと傾いたようです。しかし携帯ゲームシーンにおいては1998年に「ゲームボーイカラー」が発売。今さら先祖返りすることもなく1999年に発売された新作は『ポケットモンスター 金・銀』でした。

 いきなり「色」系統の天井を触るかのようなネーミングです。そして初代でいえば『青』に当たる位置づけのタイトルとして2000年に『ポケットモンスター クリスタル』が発売されました。

 さてこの時点で少なくとも「ポケモンは増え続ける」「新作が定期的にリリースされる」という認識が子供らの間でも一般化するのですが、こうなってくると再び次回作のタイトルに注目が集まります。いまだに『黒・白』説を支持する少年たちもいましたし『群青・深紅』など覚えたてのやや難しい色名を主張する子らも出現。奇しくもこの時の予想はだいぶ後年になって回収されるわけですが、どのみち少年たちの想像力の大部分は「色鉛筆のなか」にとらわれていたといえそうです。

 そして2002年、満を辞してゲームボーイアドバンスで発売されたのが『ポケットモンスター ルビー・サファイア』でした。ポケモンはもう色鉛筆入れのなかになど止まってくれやしないのです。『クリスタル』の時点ですでに舵は切られていたことに少年たちは気付かされ、2006年にニンテンドーDSで発売された次回作『ダイヤモンド・パール』で初めて、大方の予想が合致しました。

 ところが『ブラック・ホワイト』です。事件です。2010年に発売された『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』でまさかの「色」への回帰。これには前段で触れたような、かつて『黒・白』説を支持した少年たちも「今か!?」と歩みを止めました。

 その後も次回作の予想は混迷を極め「星座説」「天気説」など自由度は格段にあがっていきますが、2013年に発売されたのは『X・Y』です。お手上げです。これまでで最も抽象度の高いこちらのタイトル、「X軸、Y軸」をそれぞれ表しています。ちなみに、スタッフ間でもこのタイトルに関しては多少なりとも不安の声があがっていたとか。

 その後、2016年に『サン・ムーン』、2019年に『ソード・シールド』と舞台となる世界のイメージを絶妙に踏まえつつ、あと一歩のところで予想をすり抜けてくる見事なタイトルがリリースされ続けました。しかし、そうはいっても『スカーレット・バイオレット』ほどではないでしょう。再び「ポケモン」が色鉛筆のカラーバリエーションのなかに戻ってくることがあろうとは。『スカーレット・バイオレット』はもちろんのこと、すでに次回作も楽しみになっていることに気付かされます。さてみなさんもかつて「ポケモン」の新作タイトルの予想、したことはありますか?

(片野)

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