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本当に同じ人? 二階堂ふみが演じた多彩な実写キャラ3選 まさかの男役でも名演!

マグミクス / 2022年6月15日 11時50分

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■陰も陽も演じる多彩なカメレオン女優

 シリアスからコメディまで幅広い役柄をこなし、独特な存在感を持つ実力派の二階堂ふみさん。ヴェネツィア国際映画祭で最優秀新人賞のマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞した『ヒミズ』(原作:古谷実)をはじめ、マンガ原作の実写化作品にも数多く出演しており、その都度期待を裏切らない演技を披露しています。今回は、そのなかからおすすめの3作品をご紹介します。

●『オオカミ少女と黒王子』:篠原エリカ

『ヒミズ』や『私の男』(原作:桜庭一樹)などハード目な出演作が多かった二階堂さんが王道のラブコメに挑戦したのが、見栄っ張りな「オオカミ少女」と腹黒でドSな「黒王子」の関係を描く『オオカミ少女と黒王子』(原作:八田鮎子)でした。二階堂さんが演じた篠原エリカは、友達との恋愛話に加わるため、架空の彼氏の存在をでっち上げている女子高生です。彼女はひょんなことから人気者の同級生・佐田恭也と偽装カップルになりますが、彼の本性は超が付くドSで、エリカは「犬」のように扱われます。

 それまでのイメージとはまた違う、恋に悩む等身大の女子高生役が最早新鮮です。本当は恋愛経験ゼロでピュアなエリカが奔走する姿をひたむきに演じており、観ているこちらも作中の恭也と同様にほだされていきます。くるくる変わる表情や可愛らしい振る舞いに、胸キュン間違いなしです。

●『リバーズ・エッジ』:若草ハルナ

 若者たちの欲望と焦燥感を描いた『リバーズ・エッジ』(原作:岡崎京子)で、二階堂さんが演じたのは、美少女で愛煙家の女子高生・若草ハルナです。元カレにいじめられていた同級生・山田一郎を助けたことをきっかけに、後輩の吉川こずえを含めた三人で、とある秘密を共有するようになります。

 独特な雰囲気と類稀な演技力で、クセのある役をこなしてきた二階堂さんですが、本作のハルナも人目を惹く存在感と空虚さを併せ持った難しいキャラクターとなりました。生気のない視線や、感情を読み取れない、読み取らせない表情は、原作をそのままに切り取ったようです。原作ファンからも、山田役の吉沢亮さんとともに「ビジュアルが似ている」と評され、また自身も原作のファンを公言していることから、他には考えられないキャスティングだったと言えるでしょう。

●『翔んで埼玉』:壇ノ浦百美

『翔んで埼玉』(原作:魔夜峰央)は出身地や居住地によって差別が横行している架空の日本を舞台に、埼玉を巡る抗争を描いたコメディです。この作品で演じた壇ノ浦百美は、二階堂さんにとって初の「男性」役となりました。

 原作の特殊な世界観と、独特で耽美な空気感を上手く表現した同作のなかで、百美の美しくも激しいキャラクター性をビジュアルから何から見事に演じ切っています。有名な「埼玉県人にはそこら辺の草でも食わせておけ!」のセリフも普段から言っているかのように自然に飛び出しました。真剣にシリアスに演じているからこそ、笑いが生まれるハマり役です。公開予定の続編にも期待が高まります。

(椎崎麗)

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