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寝るときも遊ぶときもいつも一緒だったね 子犬きょうだいは幸せのため別々の道へ 「いつか会えるといいね」

まいどなニュース / 2024年7月26日 15時30分

タック(左)、チック(右)

2024年春、茨城県動物指導センターに生後間もない2匹の子犬が収容されました。

中型犬以上のミックス犬から産まれたメスとオスのきょうだいのようです。犬保護団体restartdog LIEN (以下、リアン)では2匹とも引き出すことにし、メスのほうに「チック」、オスのほうに「タック」と名付け世話することにしました。

寝るときは「いつも一緒」だった

チックもタックもへその尾の名残りがあり、まだ完全に目も開いていないほど。ミルクをあげられる預かりボランティアさんの家で過ごすことになりました。

2匹とも当初はミルクを飲むのが下手でしたが、次第に覚え2匹一緒にゴクゴク。慌てて飲む姿もかわいく映り「元気に大きくなってね」と、預かりボランティアさんは2匹に寄り添いました。

生後間もなく保護された2匹は人間にも他のワンコにも警戒心ゼロ。好奇心旺盛で人間やワンコに近寄ってきます。チックとタックの間には、きょうだいならでは絆や安心感があるようで、寝るときはいつも一緒。成長しても寝るときはいつも互いの体をくっつけていました。

チックとタックは、別々に第二の犬生を歩み出した

保護から2カ月ほどが経過し、2匹は美男美女のワンコに成長。「迎え入れたい」という里親希望者さんからの申し出が舞い込みました。

いつも一緒に寝ていたチックとタックが別々の家で暮らすことになるわけですが、これも大人への階段です。チックとタックはそれぞれの里親希望者さんの家で一定期間のトライアルを実施しました。チックもタックも、それぞれの里親希望者さんのたっぷりの愛情を受け、きょうだいがいなくても落ち着いて過ごし眠れるようになりました。そして、「ずっとのお家」をつかむことができました。

いつも一緒だったチックとタックは現在別々の場所でスクスク成長中です。一緒に眠っていたあの日に戻ることはできません。でも、成犬になりいつか再会できるといいね。 

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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