富山県:新品種「富富富」稲刈り 来月7日デビュー

毎日新聞 / 2017年9月14日 8時50分

育った富富富の稲を刈るコンバイン=富山県魚津市大海寺野で2017年9月13日、古川宗撮影

 富山県が開発を進めている新品種「富富富(ふふふ)」の稲刈りが13日、県内3カ所で始まり、魚津市内の田んぼでは石井隆一知事も稲刈りを体験した。今年、県内計23カ所で試験栽培している稲は19日までに収穫し、品質や食味などの分析後、来月7日から販売を開始する。【古川宗】

 富富富は暑さに強い特徴を持つ稲とコシヒカリを掛け合わせた品種。コシヒカリより草丈が25~30センチ短いため倒れにくく、いもち病に強いなどの特徴がある。試験栽培では約38トンの出荷を見込み、約19トンを先行販売する。

 魚津市大海寺野の農事組合法人「NAセンター」が育てた富富富の稲刈りには石井知事が参加。コンバインを自ら操縦して収穫すると、「生育状況が良く、肥料が少なくて済んだと聞き、素晴らしい新品種ができたと思う。富山を代表するブランド米にしていきたい」と語った。

 NAセンターの馬場均代表理事も「草丈が短いので収穫の作業効率が良い。土地に適した栽培方法を早急に見つけ、消費者に喜んでもらえる生産にまい進したい」と述べた。

 県によると、富富富は来月7日に富山市総曲輪3のグランドプラザで開くイベントで販売を開始。生産量が少ないため、スーパーや米屋では販売せず、県内や東京都内にあるアンテナショップを中心に販売する。2キロと300グラム入りパックの2種類を用意するという。販売価格は未定だが、コシヒカリを上回る価格帯を予定している。

毎日新聞

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