佐渡島:温泉PRに女性ユニット ユーチューブに動画配信

毎日新聞 / 2017年12月8日 10時36分

結成された「おけさガールズ」。つるちゃん(左)とスベちゃん=新潟市中央区で2017年11月18日、柳沢亮撮影

 新潟県佐渡市の温泉をPRしようと今年5月、佐渡島発の女性ユニット「おけさガールズ」が結成された。インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信されている島内の温泉PRソングに出演するなど、島内外で活動を始めている。島には「観光」や「食」が豊富にあることは知られているものの、温泉資源への注目は今ひとつ。おけさガールズの2人は「ぜひ佐渡に来て温泉に入ってほしい」と一肌脱いでいる。【柳沢亮】

 「つるっつる♪スベッスベ♪」「美肌に効くってうわさしてるわ」

 今年8月に配信されたPRソング「つるつる♨スベスベ」では、島民が背中を流しながら温泉を楽しむ姿やオリジナルダンスを踊る姿の動画が流れる。佐渡市の温泉を活性化させようと、官民で作る「温泉活性化協議会」が制作。島民約50人が参加する中、動画の撮影に合わせて協議会が結成・出演させたのが、市内在住の「つるちゃん」(27)と「スベちゃん」(22)によるユニットだ。

 協議会によると、「和やかな動画のイメージに合う女性」を探していたといい、2人を誘う形で今年5月に結成。名前は非公表で、たらい舟の女船頭の衣装を基本的に身につけている。

 スベちゃんは同市出身で、幼少の頃から頻繁に温泉を利用したといい、現在も市内で事務職員として働きながら活動。「年々減っていく温泉施設の盛り上げに貢献したい」と話している。つるちゃんも観光ガイドの仕事を掛け持っており、「観光に来たお客さんがのんびり温泉につかってくれたらうれしい」と意気込んでいる。

 協議会がPRソングの制作やユニットを結成した背景には、減り続ける温泉施設の利用客に歯止めをかける狙いがある。

 協議会は市が事務局となり、新穂潟上温泉▽畑野温泉松泉閣▽羽茂温泉クアテルメ佐渡--の3温泉施設で組織する。協議会によると、現在は島内に17の源泉、約25カ所の温泉施設があるほど温泉資源に恵まれているという。

 しかし県の集計によると、2015年度の市内温泉の延べ宿泊利用人数(日帰りを除く)は25万4772人。04年度の43万3448人から4割減った。協議会は温泉の魅力を伝えきれていないことが一因と見て、島内外への情報発信に力を入れている。市の担当者は「今年始めたばかりで事業は手探り状態。何とか成果を上げたい」と話す。

 2人の活動もこれまで動画への出演のほか、島内外のイベント出席などにとどまってきたが、今後は更に活動範囲を広げていく。

毎日新聞

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