フィルタリング機能:小中高生使用は4割 奈良

毎日新聞 / 2018年6月14日 9時8分

奈良県内の子供の携帯電話所有率=奈良県調べ

 携帯電話を所有してインターネットを使っている奈良県内の小中高校生のうち、有害なサイトへの接続を制限する「フィルタリング」の機能を使っているのはいずれも4割台にとどまっていることが、県の調査で分かった。県青少年・社会活動推進課の担当者は「フィルタリングは有効な機能だが利用状況が低いことが分かった。講習会の開催などで、啓発していきたい」と話している。【新宮達】

 県がまとめた「青少年の携帯電話端末等使用に関する実態調査」は昨年12月、県内の小学6年生と中学2年生、高校2年生の保護者計1791人を対象にアンケートを実施。回収率は84.1%。

 スマートフォンを含む携帯電話の所有率は小学生53.6%、中学生66.5%、高校生99.8%。このうち携帯電話でインターネットを利用しているとしたのは、小学生44.1%、中学生74。9%、高校生94.8%だった。

 ネット利用者のうちネット管理をしていると回答したのは、小学生91.7%、中学生83.7%、高校生65.6%。取り組み(複数回答)は、「フィルタリングサービスを使っている」が小学生46.8%、中学生45.5%、高校生41.5%と、いずれも過半数を割り込んだ。高校生は最多だったが、小・中学生はいずれも2番目で、トップはともに「利用する時間や場所など何らかのルールを決めている」だった。

 一方、フィルタリングを利用していない理由(複数回答)については、「利用しなくても子どもの適切なインターネット利用を管理できるため」がいずれも最多だった。

 今年2月、法律が改正され、携帯電話の販売店が18歳未満の子供が使う携帯電話について、フィルタリングを設定した状態での販売を義務付けている。アンケートで販売店からフィルタリングの説明や推奨を受けたと回答したのはいずれも4~5割にとどまったことから、同課は「販売店への周知も図っていきたい」としている。

毎日新聞

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