秋田県知事「新屋は無理がある」 イージス配備巡り防衛相に申し入れへ

毎日新聞 / 2019年12月3日 8時50分

イージス・アショアの配備について答弁する佐竹敬久知事(中央)=秋田市の県庁で2019年12月2日、中村聡也

 秋田県の佐竹敬久知事は2日の県議会一般質問への答弁で、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」配備を巡り「新屋については非常に無理があるという前提で、(河野太郎防衛相に)申し入れをする」と述べた。

 防衛省は秋田、青森、山形3県の国有地などと比較検討したうえで、陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)を配備適地に選定したが、調査データに複数の誤りが見つかり、再調査を進めている。

 この日、工藤嘉範議員(自民)と土谷勝悦議員(みらい)からイージス・アショアに関する質問を受けた佐竹知事は「現在の安全保障環境をみると、(他国からの)ミサイル攻撃には一定の備えが必要」との見解を示した。

 一方で新屋の地名を挙げ「住民の安全が可能な限り確保されることが重要。現時点での防衛省の説明内容では、配備について多くの県民は納得しないだろう」と強調。防衛省の再調査や再検討内容を「詳細かつ冷静に分析し、申し入れ事項が反映されているか慎重に見極めていく」と話した。

 佐竹知事は11月25日の定例記者会見で、来年2月までに河野防衛相に会い「住宅密集地の近くは理解を得ることは難しいと伝える予定」と説明していた。【中村聡也】

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