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20畳の布に揮毫披露 筆文化継承へ「筆まつり」 広島・熊野

毎日新聞 / 2024年9月23日 14時0分

書家の高木厚人さんの揮毫を観客が見守った=熊野町の熊野中学体育館2024年9月22日午後2時7分、高田房二郎撮影

 筆の生産量日本一を誇る広島県熊野町で22日、恒例の「筆まつり」(筆まつり実行委員会主催)が開かれた。地元のメーカー約30社が特別価格で販売する「筆の市」や大きな布に揮毫(きごう)する「大作席書」があり、時折小雨が降る中、約4万人が訪れた。

 同町は、全国の筆の生産量の約80%を占める産地で、筆の文化を継承しようと毎年「筆まつり」を開催しており、今年で90回目となる。

 イベントの目玉の一つ大作席書では、書家で大東文化大名誉教授の高木厚人さんが、熊野中体育館に広げられた約20畳分の大きさの特殊布に揮毫。歌人、正岡子規の句を書き上げると、観客から大きな拍手が送られた。

 会場には毛筆のほか、化粧筆などを特別価格で販売する出店がズラリと並び、品定めをする人たちでにぎわっていた。

 広島市中区から訪れた田村史代さん(57)は「友人からまつりのことを聞き、初めて来た。良質の化粧筆が手ごろな価格で手に入り良かったです」と笑顔で話していた。【高田房二郎】

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