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130人乗っても大丈夫 高校生が重し役、錦帯橋で強度試験 山口

毎日新聞 / 2024年9月23日 12時30分

錦帯橋の上で重し役をする岩国高の生徒たち=山口県岩国市で2024年9月21日午前9時33分、大山典男撮影

 山口県岩国市の国の名勝、錦帯橋で21日、地元の県立岩国高の1、2年生約130人が重し役になり、橋の強度試験に協力した。

 江戸時代から架け替えを繰り返してきた木造の錦帯橋の寿命を延ばすため、劣化を早期発見する健全度調査の一環。最初の調査は1953年に実施され、10年後の63年からはほぼ5年に一度、岩国高の生徒らが重し役で参加して、橋の変形の程度を測定し、強度を確認している。

 21日は、生徒たちが橋のたもとに集合し、5連の橋のうち、第2橋の上に移動。市から調査を委託されている早大創造理工学部の小野潔教授(56)や学生らの指示で、生徒らは4列に並んで橋全体に重みをかけたり、2列になって橋の左右の片方だけに立ったりして、重みのかかり方の違いによるアーチ橋のたわみ具合の測定に協力した。

 重し役を果たした1年の南大津瑠々さん(15)は「錦帯橋は市民の宝物。調査に参加して、宝物を引き継いでいくために、多くの人たちがさまざまな努力をしているんだなと、実感した」という。小野教授は「5年に一度の調査は、健康診断に例えると人間ドックのようなもの。市民の皆さんが普段から町のお医者さんのように橋の具合を気にかけてくれることで橋を健全に維持できる」と強調した。【大山典男】

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