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上げ馬神事で虐待か 動物愛護法違反容疑で12人書類送検 三重

毎日新聞 / 2024年9月24日 13時41分

昨年5月に行われた多度大社の「上げ馬神事」で、壁のような坂を懸命に駆け上がろうとする馬と騎手=三重県桑名市で2023年5月4日、兵藤公治撮影

 三重県桑名市の多度大社で昨年5月に行われた「上げ馬神事」で、馬を興奮させるためにたたいたり蹴ったりしたとして、県警は24日、神事の関係者12人を動物愛護法違反容疑で津地検に書類送検した。

 書類送検容疑は昨年5月4、5日に行われた神事で馬に暴力的な行為をし、急な坂道を駆け上がらせたとしている。同10月に複数の動物愛護団体が、神事を主催する氏子組織の関係者らを動物愛護法違反容疑で刑事告発し、県警が捜査していた。県警は12人の認否を明らかにしていない。

 上げ馬神事は南北朝時代から約700年続くとされ、県無形民俗文化財に指定されている。馬が坂を駆け上がり、高さ約2メートルの土壁を越えた回数で農作物の豊凶を占ってきた。昨年の神事で参加した馬の1頭が転倒して骨折し、殺処分されたことをきっかけに「虐待ではないか」との批判がSNS(ネット交流サービス)上などで相次いだ。このため今年5月の神事は土壁をなくし、坂を緩やかにするなど大幅に改善して実施された。【渋谷雅也】

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