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悠仁さまが合格の筑波大「研究環境良い」 長距離通学を心配する声も

毎日新聞 / 2024年12月13日 6時15分

筑波大の入り口=茨城県つくば市で2024年12月12日午後2時36分、信田真由美撮影

 悠仁さまが推薦入試で合格された筑波大では、学生から「研究に専念するには最高」といった声が上がった。一方で、警備強化による大学環境の変化や、悠仁さまがお住まいの赤坂御用地(東京都港区)からの長距離通学を心配する声もあった。

 つくば市は筑波大や国立の研究機関が集まる「研究学園都市」と呼ばれ、国内外の研究者や学生が暮らす。悠仁さまは幼いころから昆虫に関心が強く、合格された生命環境学群生物学類には昆虫の研究をする教員も複数いる。

 理工学群2年の渡辺陽生(はるき)さん(19)は「筑波大は周辺に研究所や自然が多くて研究をする環境はすごく良い」と話す。筑波大にはさまざまな学群(学部)があり、専攻以外の授業も取れるため、都市計画が専門の渡辺さんも芸術の授業を受けたことがある。「同じキャンパスでいろいろな人と関われて視野や興味の幅も広がる」と大学の良さを語った。

 一方で警備の強化による影響が気掛かりだ。「近所の人が犬の散歩に来ているような開かれた大学。規制が厳しくなって雰囲気が変わってしまうかもしれない」と話す。

 学生によると理系の場合、1年生は基礎科目の座学が多いが、2年生から実験が忙しくなり、4年生になると夜遅くまで研究している人もいる。大学の調査では、学生の約2割が大学構内の寮に住み、約6割が周辺の民間アパートなどで下宿しているという。

 ただ、宮内庁は悠仁さまの入学後についてお住まいから「通うことになるのでは」と説明。通学方法はこれから検討するという。理工学群2年の菱田康太さん(20)は「結果が出るまで研究をするのは大変だが、通いになるとさらに大変さがプラスされる」と心配していた。

 筑波大は東京ドーム55個分に相当する257ヘクタールと、敷地が広大だ。大学内を自転車で移動することも珍しくないといい、菱田さんは「悠仁さまも自転車に乗られるのだろうか」と、学生生活に興味を示していた。【信田真由美】

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