日本海側、10日にかけて平地でも大雪の恐れ 気象庁が注意喚起

雪が降る中、道路を歩く人たち＝山形市で2025年1月9日午後0時1分、竹内幹撮影

　強い冬型の気圧配置によって、9日は北海道から中国地方の日本海側を中心に雪が降り続いた。10日にかけても、日本海側を中心に平地でも大雪になる恐れがあり、一部の高速道路では通行規制が始まった。気象庁は、雪崩や交通機関の乱れに引き続き注意するよう呼び掛けている。

　気象庁によると、9日までの24時間降雪量は最大で、岐阜県白川村53センチ▽同県飛驒市52センチ▽福島県西会津町51センチ――などを記録した（9日午後5時時点）。

　10日も、北日本や東日本の上空約5500メートルに氷点下30度以下の強い寒気が流れ込む見込み。東北地方の南部日本海側や北陸地方、東海地方では降雪が強まる恐れがある。

　10日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で▽東北、北陸、東海地方70センチ▽北海道、関東甲信、近畿、中国地方60センチ▽四国地方30センチ▽九州北部地方25センチ――。

　交通事故や立ち往生を防ぐため、山形自動車道の湯殿山インターチェンジ（IC）―庄内あさひICの上下線は、9日夕から通行止めに。他にも、10日未明ごろから各地で通行が規制される可能性がある。【木原真希、白川徹】