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電気自動車(EV)のメリット・デメリット。2030年問題や人気車種の紹介も

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2021年3月29日 10時0分

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電気自動車(EV)のメリット・デメリット。2030年問題や人気車種の紹介も

自動車はお金との関係が深い存在です。購入するのに資金計画を立てたり、事故に備えて保険に入ったり、また製造する企業が成長産業として投資の対象になるなど、自動車とお金は切り離せません。そうしたなか現在話題になっているのが、電気自動車(EV)。環境とエネルギーの問題を解決する手段として期待されています。政策として電気自動車(EV)の利用が推進される流れもあるので、注目しておきたいところです。ここでは電気自動車(EV)のメリットや、具体的な車種などを紹介していきたいと思います。

電気自動車(EV)のメリット・デメリット。2030年問題や人気車種の紹介も

電気自動車(EV)とは

電気自動車は、電動モーターで駆動する自動車。EV(Electric Vehicle)と呼ばれることもあります。これまで自動車と言えば、ガソリンをエンジンで燃焼させて走るものが一般的でした。しかし排ガスに含まれる二酸化炭素が地球の温暖化につながるかもしれないといった問題が指摘されるようになっています。そこで登場したのが電気自動車。これからの時代、環境と資源の問題を解決する手段として注目されています。

 

電気自動車を構成するのは、モーター(電動機)・バッテリー(蓄電池)・コントローラー(制御装置)。ニッケル水素電池やリチウムイオン電池を使ったバッテリーに貯めた電気でモーターを回し、車輪を回転させます。走行の際はアクセルペダルを通じて、コントローラーがスピードを調節するという仕組みで

 

EVのような環境問題に対応した自動車としては、ほかにHV・PHV・FCVといったものがあります。HVはハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)。エンジンとモーターで走ります。PHVはプラグインハイブリッド自動車(Plug-in Hybrid Vehicle)。HVのなかでも、外部電源から充電できるタイプの自動車です。そしてFCVは燃料電池自動車(Fuel Cell Vehicle)。水素と酸素で発電し、モーター駆動するタイプの自動車のことです。覚えておくとこれからの自動車選びに役立つかもしれません。

電気自動車(EV)のメリット

電気自動車(EV)のメリット

電気自動車を使うことのメリットは、まず地球環境にやさしいという点。走行するときに二酸化炭素や排ガスを出さないため、大気を汚染しないというのが重要なポイントです。また電気自動車はモーターで走るため、乗り心地が良いと言われています。ガソリンを使った自動車は、エンジン内の爆発のため小刻みに揺れます。電気自動車ではそれがないため、振動と騒音が少なくなるのです。試乗してみると、その違いを確認できるでしょう。

電気自動車(EV)のデメリット

デメリットとして心配されるのが、航続距離の短さ。バッテリーを充電してから、どれだけの距離を走れるのかという点です。とくに夏や冬はエアコンを多用するため、電気を使う量が増え、走行可能距離が短くなります。電気自動車選びでは、この航続距離の長さをチェックしておきたいところです。そのほかバッテリーの充電に時間がかかってしまうことも、デメリットと感じるかもしれません。普通充電で数時間、急速充電でも30分ほどかかるようです。

2030年にはガソリン車はなくなる!?菅総理の所信表明

2030年にはガソリン車はなくなる!?菅総理の所信表明

グリーン社会の実現や電気自動車の推進は、国の政策にもなっています。まず注目したいのが、2020年10月26日に行われた、国会での菅義偉内閣総理大臣による所信表明演説。このなかで「我が国は、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを、ここに宣言いたします」と述べました。

カーボンニュートラルとは、まず二酸化炭素などの温室効果ガスの排出をできるだけ減らすようにし、排出した分に対しては、ほかの場所での削減・吸収活動で埋め合わせるというものです。

2050年までのカーボンニュートラルにコミットしているのは、世界の123カ国・1地域。世界的な流れになっています。こうしたなか、ガソリン車の削減目標を打ち出す国も増えてきました。例えば英国の場合、2030年にガソリン車の販売を禁止し、2035年にはHVの販売も禁止するとしています。

 

ガソリン車の販売禁止に関する動きは、日本でも2020年12月に報道がありました。政府が目標の設定について、調整に入ったというものです。具体的には、2030年代半ば以降、国内の新車販売をガソリンだけで走行する車以外の「電動車」にするという内容です。これが実施されれば、販売できるのは電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)といった次世代自動車だけとなります。人々の自動車購入計画にも、影響を与えそうです。

人気の電気自動車比較

人気の電気自動車比較

国内自動車メーカーが販売する2台の電気自動車(EV)を比べてみましょう。三菱自動車工業の「i-MiEV」は、税込価格が398万円で、200Vで普通充電すると、7時間で満充電となります。一方、日産自動車の「リーフ」は税込価格が376.4万円、200Vであれば8時間で満充電となります。ここまでの数字は似ていますが、注目したいのはバッテリーの容量を示す総電力量の値。i-MiEVは16kWhで、リーフは24kWhと違いがあります。バッテリーの容量に関しては、スマホ選びでも気を付けているという方も多いかもしれません。

最近のニュースも紹介しておきましょう。i-MiEVは、2009年に量産EVとしては世界で初めて販売されましたが、2021年3月末に生産終了となることが発表されています。ひとつの時代の区切りと言えそうです。新たな動きとしては、トヨタ自動車が、米国で2車種の電気自動車(EV)を発売すると発表しました。トヨタ自動車は20年代前半に、電気自動車を世界で10車種以上投入する計画も持っています。これから注目したいところです。

今後普及が進みそうな電気自動車(EV)。購入に向けた資金作りや、電気自動車(EV)関連企業への投資を考えるのであれば、楽天証券の利用がおすすめです。EV関連の個別銘柄や投資信託などが見つかるでしょう。また資金作りでは保険料の節約も、ひとつの手段。楽天損保の自動車保険「ドライブアシスト」の見積もりを試してみれば、今より安い保険料になる可能性もあります。電気自動車の時代へ向け、お金の準備も進めていきましょう。

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