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コロナ禍で値上げ&値下げされた商品一覧!2021~2022年のモノの価格推移まとめ

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2022年1月20日 10時0分

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コロナ禍で値上げ&値下げされた商品一覧!2021~2022年のモノの価格推移まとめ

今年2021年の秋は「値上げの秋」と言えてしまうほど、値上げされたものが多くあります。今回は、この秋に値上げされたものやサービスを一挙紹介していくとともに、値下げとなったものについてもあわせてご紹介していきます。

2021年秋値上げされたものとは

2021年秋値上げされたものとは

・タバコ
年々値上がりを続けるタバコですが、2021年秋もたばこ税の増税が実施され、販売価格が上がりました。日本たばこ産業(JT)では、紙巻きたばこが1箱あたり30円~40円程度、加熱式たばこが1箱あたり30円の値上げとなっています

 

たばこ税が定期的に増税されるのは、国の財源を確保するためです。高齢化が進み、国の社会保障費は膨らみ続ける一方、健康意識の高まりなどもあって喫煙者が年々減り、たばこ税の税収が減少してしまうため、税収を確保する目的で税負担が徐々に重くなっていきました。

 

・マーガリン
マーガリンの原料となる大豆や菜種、パーム油といった油脂の国際価格が大幅に高騰していることに起因し、値上げの傾向にあります。主産地における天候不順やコロナウイルス感染拡大による労働力不足のため生産量自体が減っていることが、その理由の1つです。また中国をはじめとする世界的な需要拡大も油脂の国際価格に影響しています。

 

家庭用商品を販売する雪印メグミルクや明治は、10月1日出荷分からマーガリン類などの価格を改定しました。雪印メグミルクは3.8~12.2%ほど、明治は4.3~12.8%ほどの値上げに踏み切っています。

 

1. 対象商品
 (1)バター群 1 品(改定率:3.4%)
 (2)油 脂 群 10 品(改定率:3.8%~12.2%)
 (3)クリーム 3 品(改定率:1.9%~ 5.9%)
※各商品につきましては、(別紙)対象商品一覧表をご覧ください。

 2. 改定日
2021 年 10 月 1 日(金)出荷分より

1. 対象商品
市販用マーガリン類等 計9品

2. 改定率
4.3%~12.8%

3. 改定日
2021年10月1日(金)出荷分より

・牛タン
アメリカ産などの輸入牛タンの市場価格も高騰しています。その名も「牛タンショック」。牛タンの仕入れ価格は約3倍にまで高騰していると言われ、牛タンが名物である仙台では、牛タンを使ったメニューの値上げに踏み切っている店も出てきています。

 

この度、希少部位である牛たんの深刻な品不足により、仕入れ価格が高騰し、3 倍にもなる事態となりました。やむを得ず販売価格を改定させていただいております。
お客様には大変なご迷惑をおかけすることとなりますが、何卒引き続きお引き立ていただけますよう、お願い申し上げます。
2021年 9 月
株式会社ねぎしフードサービス

首都圏で40店舗近くを展開している牛タン専門店「ねぎし」も同様、仕入れ価格の高騰を受けて9月15日からメニューの価格を改定しました。代表的なメニューの1つ「ねぎしセット」は従来の1,450円から1,750円へ300円の値上げとなっています。また、厚切り牛タンを楽しめる「しろたんセット」になると、1,850円から2,450円へ600円の値上げを余儀なくされています。

 

では、なぜ牛タンの価格がこれほどにまで高騰しているのでしょうか。大きく以下の2つの理由が挙げられます。

 

1つ目は、アメリカの食肉加工工場で新型コロナウイルスの感染クラスターが発生するなど、食肉加工の大手工場が次々と閉鎖され、生産が間に合わないという事情です。そのため、輸入の供給量が減少しているという背景があります。

 

2つ目の理由は、中国での牛タン消費が増加しているという事実です。コロナにより海外旅行ができないことが中国国内での牛タン消費を増大させていると捉えられています。中国で牛タン需要が増え、これまでアメリカ産の牛タンの大半が日本向けとなっていたのが、徐々に中国向けにシフトしてきています。そのため、日本向けの供給量が減少して、国内での牛タン価格が値上がっている事態となっているわけです。

 

仙台の牛タンも多くはアメリカ産の牛肉を原料としています。牛タン価格が高騰した理由は、いずれも新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにしていることがうかがえます。

 

・コーヒー
在宅での時間も増え、自宅でコーヒーを楽しむようになった方も多いのではないでしょうか。しかし、その原材料であるコーヒー豆の価格も、実は過去1年で2倍に上がっています。

 

コーヒー豆が高騰した主な理由は、コーヒー豆の主な生産国であるブラジルの記録的な寒波です。霜によってコーヒー農園の木々が次々と枯れてしまいました。ブラジルは世界におけるコーヒー豆収穫量の4割近くを占めている世界最大のコーヒー生産国です。この気象問題によって、コーヒー豆の収穫量が減少してしまい、世界的な過少供給状態になっています。

 

また、新型コロナウイルスの感染拡大により、船やコンテナの輸送も世界的に不足したことで海上運賃が高騰したことも、少なからずコーヒー豆の価格高騰に影響しています。

 

これを受け、UCC上島珈琲や味の素AGFなどが相次いでコーヒーの値上げに踏み切りました。店頭での販売価格がいずれも20%程度上がっています。さらにはコロナワクチン接種が進んだことで経済活動の再開とともにコーヒー需要の回復も期待され、今後さらなる高値となる懸念も出ています。

 

・電気料金/ガス料金
大手の電力会社とガス会社は共通して、2021年9月から4ヶ月連続で値上げすることを決定しました。火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)、石油・石炭などの輸入価格が上昇しているためです。

 

平均的な家庭における2021年12月の料金は、11月に比べて東京電力が114円、東京ガスは80円ほど高くなる計算です。東京電力の電気料金は2021年1月と比較して約19%値上げしたことになります。

一方で、値下げされたものやお得なものも!

一方で、値下げされたものやお得なものも!

2021年秋に値上げしたものが多くある一方で、意外と知られていない値下げされたものやサービスもあるので、一部ご紹介していきます。

 

・速達料金
はがきや手紙など郵便物の速達料金が2021年10月に値下げされました。料金の値下げ幅は1割程度です。

 

速達郵便料金の引き下げ

速達郵便料金の引き下げ

「今なぜ値下げ?」と思われるかもしれませんが、今回の値下げ措置には郵便法改正による普通郵便物(手紙・はがき)とスマートレターの土曜配達休止を補う目的があります。これまで日曜日と祝日のみ配達休止となっていた普通郵便物配達が土曜日も休止となる代わりに、土曜日にも配達される速達の料金を下げたということです。急ぎの郵便物を送りたい場合の速達オプション利用を促す料金改定であると言えます。

 

普通郵便が届くまでの時間も、これまでよりも1日程度多くかかるようになるため、速達便の需要が増える可能性があります。このような事情から速達を利用した場合の負担を軽くする料金改定が実施されました。なお、ゆうパックやゆうパケットはこれまでどおり、土日・祝日にも配達されます。

 

・固定電話から携帯電話への通話料
2021年10月からNTT東日本とNTT西日本は、固定電話から携帯電話への通話料金を値下げしました。従来、固定電話からNTTドコモ・ソフトバンク・KDDIへの通話料金は1分あたり22円、そして楽天モバイルへの通話料金は1分あたり19.25円でしたが、10月からは一律1分あたり17.6円となっています。

 

NTTドコモやソフトバンク、KDDIへの通話料金は2割の値下げとなり、自宅などに固定電話を設置している方にとっては大きな負担減になると言えるでしょう。

 

・銀行の振込手数料
10月以降、メガバンクを中心とする多くの銀行が、相次いで他行宛の振込手数料を値下げしました。各銀行が共通して利用している送金システム「全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)」の使用料が引き下げられたためです。

 

値下げ幅は、窓口・ATM・ネットなどの振込手段や振込金額によっても、また銀行によっても異なります。振込金額が3万円以上の場合、振込手数料を110円引き下げた銀行が多くなっていますが、330円ほどの値下げに踏み切った銀行もあります。

 

他行宛振込手数料を100円以下に設定にする銀行も現れました。auじぶん銀行は他行宛振込手数料を一律99円に、住信SBIネット銀行は一律88円に、さらには業界最安水準を目指すと宣言しているGMOあおぞらネット銀行が、それらの流れを受けて個人口座取引を対象に86円に値下げしました。そして、新生銀行は会員ステージにおける優遇者に限ってですが、75円という金額設定にしています。

 

振込手数料における銀行同士の競争が始まったことは、私たち利用者にとってはとても嬉しい出来事です。今後さらに安い振込手数料を設定してくる銀行が出てくるか注目したいところです。

 

・新米
今年は値上げされる食品類が多かったのですが、新米の価格は値下げされています。代表的な銘柄の店頭平均価格は、前年同時期に比べると5%ほど安くなっています

 

新米価格が安くなった理由の1つは、新型コロナウイルスの感染拡大による外食需要の減少です。在庫が増加し、いわゆる「米余り」の状況になったことから、新米の値段が下がりました。

 

消費者からすると、値上げされる食品が多いなかで日本人の主食とされるお米を安く入手できるのは大変ありがたいですが、農家にとっては厳しい状況です。

まとめ

新型コロナウイルスの大流行のため、さまざまなものやサービスの価格が上昇しています。生産が消費に追い付かず価格が上昇しているのは世界的な傾向で、例えば2021年11月のアメリカの消費者物価指数は39年ぶりの高い伸びを示しました。今のところ、このような問題が解消に向かう兆しは見えていません。日常のなかで利用するインフラや食料品・嗜好品などが主に値上がりしており、家計を支える主婦にとっては懐の痛くなる状況が続きそうです。

 

しかし、このようなときこそ、主婦の腕の見せどころ。家計に与える影響を少しでも抑えられるようにさまざまな節約術を活用していきたいものです。例えば、ポイント還元率が高くポイントの活用先も幅広いと評判の楽天カードを、生活用品をはじめとする普段の買い物の際に利用してみましょう。また楽天ペイを活用すれば、楽天カード楽天ペイのダブルでポイントを貯めることもできます。

 

貯まった楽天ポイントは日々の生活用品を買う際にももちろん利用でき、ちょっとした贅沢になります。生活のなかでお得にポイントを貯めて、賢く節約していきましょう。

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