ARTとADがARで融合!閉館中の現代美術館&ブランドが屋外広告にピカソらの作品を投影するアプリ公開

MarkeZine / 2017年11月15日 8時0分

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ミュージアムの建物が閉館中なら、街をミュージアムにしてしまえばいい。現代美術館らしくARアプリを活用した事例です。で海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日に更新です。

●キャンペーン概要

 時期:2017年
 国名:セルビア
 企業/ブランド:Museum of Contemporary Art Belgrade
 業種:美術館

 セルビアのベオグラードにある現代美術館・MoCABは、多くの美術品を保有する国内有数の美術館ですが、2007年より改修工事のため閉鎖されています。

 アンディ・ウォーホルやピカソなどの貴重なコレクションを長期にわたって公開することができないのは、大きな損失だと考えた人々は、美術館の前でデモ行進し、抗議活動を行いました。

 厳しい市民の声を受けてMoCABがリリースしたのが、無料ARアプリ『msu ARt(android版/iOS版)』。これは国内外の大手企業とタイアップした企画で、街中にある企業の広告をアートコレクションに変換するというもの。

 例えばハイウェイ沿いに設置されたBMWの看板広告。

 アプリを通してみると、このような作品が表示され、さらに音声による解説を聴くことができます。

 他にもディーゼルやトミー ヒルフィガー、コカ・コーラなど、街のいたる所にある広告を、コレクションを公開する場として活用したのです。

 またこのアプリは立体を認識することもできるので、コーラの缶やボトルにも反応します。

 誰もが手軽にアート作品に触れることができるこの取り組みは、テレビやオンラインニュースで大きく取り上げられ、1週間で90のパブリシティを得たほか、50万のインプレッションを獲得。さらには外国でも紹介され、人々の高い評価を得ることに成功しました。

 MoCABによると、改修工事が終了した際にはこのアプリのソースコードを公開し、同じような状況を抱える他の美術館でも利用できるようにする予定だということです。

●動画はこちら

●先週の紹介キャンペーン

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 記事転載元:AdGang

山田 健介(株式会社PR TIMES)[著]

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