若手に知って欲しい、真の「成長」とは?【花王廣澤氏×ムーンショット菅原氏対談】

MarkeZine / 2019年6月3日 9時0分

 花王のマーケター・廣澤祐氏が、業界で活躍しているキーパーソンと対談する本連載。今回はゲストにムーンショットのCEO菅原健一氏を迎え、個人・事業・産業の3つの視点から「成長」について考える。廣澤氏はまず、「若者は“成長しなくてはいけない”という強迫観念に囚われているのではないか」と切り出すとともに、「その結果、『なぜ』成長するのかということに意識が向いておらず、表面的な学びに留まっているのではないか」と疑問を重ねた。これに対し菅原氏はどのように回答したのか。そして、両氏が対談で導き出した真の「成長」とは。

■菅原氏が20代向けイベントをする理由

廣澤:今回の対談テーマは「成長」です。若い世代のマーケター同士で会話をしていると、成長するという結果だけに固執しすぎているように感じています。そして、その気持ちを安易に満たすような自己啓発本や無料セミナーなどのコンテンツも多いんですよね。

 しかし、それらから得られる内容によって本当に成長できるのだろうか、と私は思っています。菅原さんは2018年に独立され、企業の10倍成長させる支援に取り組まれていますが、菅原さんにとって個人の成長とはどういったものなのでしょうか。
左:花王株式会社 コンシューマープロダクツ事業部門 キュレル事業部 廣澤 祐氏
右:株式会社Moonshot 代表取締役 CEO 菅原 健一氏

菅原:僕は「成長」を「できなかったことが、できるようになること」と定義しています。廣澤さんの話は「若者が成長することにプレッシャーを感じているのに、正しく学べていないのではないか」という問題になると思います。

 実は、この問題に対する解決策のひとつとして、僕は#20代マーケピザというイベントを主催しています。最近のSNSを見ていると「マーケティングに関するオレ定義」を繰り広げてポジショントークをする光景がよく見られますが、マーケティングは学問で、既に確立された定義があります。

 それにもかかわらず、多くの若手マーケターは「マーケティングとはなんだと思いますか?」のような安易な質問をして、誰かの「オレ流マーケティング」を鵜呑みにしてしまう。この様子に危機感を覚え、マーケティングを正しく知り、学んでアウトプットできる場として、#20代マーケピザというイベントを始めました。

 #20代マーケピザで「マーケティングとはなんですか?」みたいな安易な質問をされたら、僕は「その質問の仕方が間違っているよ」と答えるようにしていますね。

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