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斎藤知事「やるしかない」出直し選挙へ向けて決意語る 神戸市長は「なぜ職員2人が亡くなる痛ましいことが県庁で起きたのか」と指摘

MBSニュース / 2024年9月27日 18時0分

斎藤知事「やるしかない」出直し選挙へ向けて決意語る 神戸市長は「なぜ職員2人が亡くなる痛ましいことが県庁で起きたのか」と指摘

 兵庫県議会で全会一致で不信任決議が可決したことを受け、9月30日付で失職し出直し選挙に出馬することを表明した斎藤元彦知事。最後の登庁となった27日、次のように話しました。

 (兵庫県 斎藤元彦知事)「少し吹っ切れたじゃないですけど、ふっとした思い。職を失することによって、自分としては一から出直しになりますので、これは『やるしかないな』という気持ちです」

 出直し選挙に向けて「やるしかない」と決意を語った斎藤知事。時折笑顔を見せながら、取材に応じました。

 兵庫県議会では9月19日、斎藤元彦知事に対する不信任決議が、議員86人の全会一致で可決。斎藤知事は10日以内の議会解散か、辞職・失職の選択を迫られていました。

 そして、26日、斎藤知事は会見を開き、次のように述べました。

 (斎藤元彦知事)「議会の解散はせず、30日付で失職をする。そして次期知事選において出直し選挙に臨ませていただくということを決めました」

 斎藤知事は議会の解散や辞職の考えは最初からなかったなどとしたうえで、30日付で失職し、出直し選挙に臨むと表明。決断のタイミングは…

 (斎藤元彦知事)「25日にぶらさがり(会見)をやらせていただいて終わった後に、高校生が私のところに来られて、手紙を渡していただいたんですね。『辞めないでほしい』と。まだまだこんな自分でも期待してくれる人がいるんだということを、受け取ったのが。選挙は大変だと思うんですけど、頑張ってみようというふうに覚悟を決めたことになりました」

 一方、百条委員会や第三者委員会の調査が続く中、議会が不信任決議を可決したことへの「不満」も露わに。

 (斎藤元彦知事)「(百条委とか第三者委で)事実を解明して改めていくということはすごく大事だと思うんですけど、(知事が)職を辞すべきことなのかというところが、やっぱり根底にあるのが正直なところ」

 そして、「3年間の実績」を強調し「出直し選挙では『改革を止めない』と県民に訴える」などと話しました。

 (斎藤元彦知事)「今回はおそらく、他の政党の力を借りるっていうことはなかなか難しいんじゃないかなと。私は1人でおそらくやっていくことになります。できるのかという指摘もあるかもしれないですけど、そこは自分としてはやりたい」

 この会見について神戸市の久元喜造市長は27日、「納得できるような説明はなかった」と厳しく指摘しました。

 (神戸市 久元喜造市長)「文書問題が発覚して知事が取られた行動。どうして2人の職員が亡くなるという痛ましいことが兵庫県庁において起きたのか。(斎藤知事は説明して)県職員の皆さまの苦労にも早く終止符を打っていただきたい」

 地方政治などの専門家は…

 (大正大学 江藤俊昭教授)「『出直し選挙に出る』と、勝つ気がなければそういうことは言わないですからね。メディアがね、知事の(選挙への)戦略に結構使われているなっていうことを思いますよね」

 知事の資質が問われることになる今回の選挙。一連の“斎藤劇場”は、どんな結末を迎えるのでしょうか。

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