つい「赤ちゃん言葉」を使ってしまうのは世界共通だった

Menjoy / 2012年2月5日 21時0分

マザリーズという言葉を知っていますか?

マザリーズとは、大人が乳幼児に話しかける時に自然と発してしまう赤ちゃん言葉のことで、声高で抑揚のついた独特の話し方を言います。最近の研究で、この話し方は単なる気持ちの高揚ではなく、言葉を伝えようとする意図の表れであるとこがわかりました。

 

■マザリーズは世界共通

赤ちゃんに話しかけるとき、つい出てしまうマザリーズ。

赤ちゃんをあやしつける優しい声色を街中でもよく耳にしますが、文化圏、言語圏の違いに関わらず老若男女問わず、なんと万国共通なのだそうです。

ヒト共通のメカニズムなんですね。

 

■そのとき脳活動は?

乳幼児はマザリーズを好んで聞きます。今回の研究は育児経験の有無や個人の性格によって脳活動がどのように変化しているのかを調べました。

この結果、前言語乳幼児(生後6~11ヶ月の乳幼児)を持つ母親の脳活動がもっとも活発であり、部位は言葉を司る言語野であることが分かりました。

また個人差を検証するため性格検査を行ったところ、外向性が強い人ほど、発話運動に関わる運動野が盛んに活動することが分かりました。

 

■育児経験や男女による違い

マザリーズは育児経験の有無、男女によっても違いが見られます。前言語乳幼児を持つ母親の脳活動は活発なのですが、一方で同時期の乳幼児を持つ父親はほとんど活動を示しません。

また、親経験のない男女も反応を示しませんでした。これは乳幼児と関わる時間の長短によるものと考えられています。また、産後に一時的に気分が落ち込む産後うつ状態の母親は、マザリーズを話さないことが知られています。

 

■子どもの成長による変化

幼児が言葉を理解し始める二語文期(ふたつの単純な言葉、“ママ、だっこ”や“ワンワン、きた”などを発する時期)に入るとマザリーズの声高は減っていきます。

さらに子どもが小学校に上がる頃にはほぼ見られなくなり脳活動も変化を示さなくなります。このように母親の脳活動は子どもの成長とともに変化していくことが分かりました。

このような脳活動の変化からマザリーズは、単なる気持ちの高揚の表れではなく、言葉を伝えようとする意図の表れであることが科学的に証明されました。

 

誰に教わったわけでもなく、女性の本能として持ち合わせるマザリーズ。やっぱり女性は偉大ですね。

 

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【参考】

「子どもの言語発達に合わせて親もマザリーズ(母親語)の脳内処理を変化」独立行政法人理化学研究所

【画像】

写真提供:ペイレスイメージズ

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