新宿二丁目の「男性限定飲み会」に女一人で潜入してみた!【3/3】

Menjoy / 2012年2月23日 20時0分

約180人が一堂に集まった、新宿二丁目の男性限定家飲み派生イベント。【1/3】では大いに盛り上がったイベントの様子を、【2/3】では“家主”であるミゾ君が家飲みを始めるようになった経緯をお伝えしました。

最後の【3/3】では、人を楽しませることが大好きな彼らの“サプライズ”満載なイベント準備の様子をお届けします。

 

「ただの飲み会にカタい目的意識があるわけじゃない。みんなで楽しくワイワイできればそれでいい」

去年の2月。ミゾ君は今付き合っている彼氏と一緒に別の部屋を借りることとなり、それまで住んでいた家を出ることになった。

新居は元の家と違い、リノベーションしたばかりの綺麗なマンション。飲み会をやれば近所迷惑になるし、やれたとしても呼べる人数はせいぜい10人前後が限度。

「また、家飲みやらないの?」というリクエストは多く、ミゾ君自身も復活させたいという意思はあったものの、場所がないため実現は難しいと思っていた。

そんな中、飲み会のたびに料理や片づけを手伝ってくれ、仲間内からいつのまにか“女将”と呼ばれるようになった友人が「あのハコなら出来るかも」とXANADU(ザナドゥ)を紹介してくれた。

「前の家飲みを喜んでくれた人が大勢いた。5年間で累計1,000人くらいは来てくれている。

とはいえ、1年ぶりだし、値段も2,500円と上げなければ採算が取れなかったから、40人から50人くらい来てくれればよいかなと、当初はそれでやってみることに」

本格的に準備を始めたのは今年1月に入ってから。かなりの好条件で場所を提供してくれたXANADU(ザナドゥ)のママ、ザナゑさんに報いたいと思い、「たくさん呼ばなきゃ」と仲間に協力を呼びかけた。

ウェブデザイナーの友達がポスターデザインと当日使用するロゴのスライドショー制作を無償で引き受けてくれ、ネットでの宣伝も始めた。

「“せっかくやるなら本気で遊ぼうよ”と友達も協力してくれたから実現できたこと」

手伝いをお願いしたスタッフメンバーとは、互いに相手を喜ばせようと、この日のためにサプライズを用意し合っていた。

「特製グッズとしてシャレで作ったスタッフメンバー8人の写真付きチロルチョコのほかに、今月誕生日を迎える2人へのバースデーケーキをサプライズで用意していた。その半面、XANADUの家飲みイベントTシャツをみんなが作ってくれているのを俺は全然知らなかったからすごくびっくりしたし、嬉しかった」

2丁目にあるいくつかのバーに貼らせてもらったというポスターには、普段からよく話すという親しい友人4人が写っている。飲み会らしく、ミゾ君と友達が一丸となって作ったイベントなのだ。

クラブとバーと飲み会がそれぞれ持っていない要素に「スポッとうまくハマったのかもしれない」というのが、当初予想の3倍を上回る180人の来場者に繋がった理由とミゾ君は分析。

「普通の家飲みだと互いに知っている友達同士だけど、ここだと初めて会う人にも出会える。クラブだと踊ることがメインだけど、ここだとワイワイ酒が飲めて話せる。

バーは座った席で話せる人がある程度決まってしまうけど、ここでは店内を移動して、他の席の人に話しかけることもできる。偶然なんだけど、人と人が知り合うのにとても良い環境になっているのかもしれないね」

 

ミゾ君の飲み会に来る人の中には、家族や周囲の人に自分がゲイであることをカムアウトしていない人も少なくない。基本メンオンリーにしているのは、同じ立場同士で気兼ねなく楽しめるようにという配慮だ。

「自分が職場などでカムアウトしたのは、そこが自分にとって言いやすい環境だったから。だけど、基本は人それぞれでいい。自分は言ったほうが楽だから言っているわけで。

言わない人は言わない人なりの理由があるはず。家庭の事情がある人もたくさんいるから。カムアウトするかしないかはどちらでもいい。

家飲みではいろんな人がたくさん集まって、ただワイワイすればいいんじゃね~の、と思っている。その先で、パートナーが見つかったり、親しい友達が見つかったり、みんなにとっていい出会いがあればうれしい。

中には結婚して嫁さんがいるけど遊びに来るような友達もいるし、沖縄とか神戸とか、遠方からわざわざ訪れてくれる子もいるよ。本当にありがたいね」

自分の友達同士が知り合って仲良くなる瞬間に立ち会う時や、「一年ぶりに会う友達にたくさん会えたからよかった」と連絡をもらう時が最も充足を感じる時だ。

「頑張ってやってきた記憶はないんだけど、今やっている家飲みに関していえばすごく恵まれている。人が集まる場というか、人がいる空間というか。そういうのはやっぱりいい」

もう少し出会いを意識したものでもいいし、ブッフェスタイルの黙々と食べるものでもいい。XANADUの1階にゴザを敷いて、座敷風にアレンジするのも面白いなど、今後のアイデアは尽きない。

最後に、「今後はどうしていくのか?」について一言。

「 せっかくやるなら、みんなに楽しんでもらいたい。普通の飲み会だったはずなんだけど、もっとみんなを楽しませたいと、キャパを広くしたり、ちょっとした企画を考えたりするようになった。

その結果、さらに喜んでもらえるようになる。それでまたうれしくなるから、次の飲み会の企画を考える。毎回その繰り返し。これからもみんなに来て良かったといわれるイベントにしていきたい」

 

【イベント潜入レポ】

新宿二丁目の「男性限定飲み会」に女一人で潜入してみた!【1/3】

新宿二丁目の「男性限定飲み会」に女一人で潜入してみた!【2/3】

新宿二丁目の「男性限定飲み会」に女一人で潜入してみた!【3/3】

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