実は女の方が男よりキレやすい!? 驚きの研究結果が判明

Menjoy / 2012年4月22日 20時0分

“彼氏に怒鳴られた”や“旦那が物に当たり散らした”など、パートナーに“キレられた”経験はありますか? あるいは、あなたが相手に“キレた”ことはありませんか?

石川遼くんだってOBすればクラブを芝に叩きつけるこのご時世、聖人君子でもない限り、キレることもキレられることもあるでしょう。

さて、ここで考えてみたいことがあります。男と女、いったいどちらのほうが“キレやすい”のでしょうか。

京都大学大学院医学研究科脳機能総合研究センターの森口由佳子氏らは、中高生733名を対象に、ひとが“キレる”状態になるまでに、どんなストレスがたまっているのかについて、アンケート調査をしました。

今回は、その結果からわかった、男と女の“キレる”反応の違いについてお伝えします。

 

■“キレる”とはどのような状態か

そもそも、“キレる” とは、いったいどのような状態なのでしょうか。『広辞苑』では、

「我慢が限界に達し、理性的な対応ができなくなること」

また、『知恵蔵』では、

「ちょっとした不快感や怒りを感じただけで自制できなくなり、衝動的な暴力行動(潜在的な場合もあり得る)に走ること」

と説明されています。しかし、この用法が広まったのは、じつはごく最近のことでした。

1990年代後半の日本では、中高生のナイフによる殺傷事件が相次ぎました。“キレる”という言葉は、その頃から使われるようになった、新しい言葉なのです。


■“ストレスを溜めこみやすい”女性

このアンケートでは、現役の高校教師と中学生に“キレる”体験のインタビューをした内容をもとに、大きく5つの項目と、それぞれについて詳しい質問が作られました。

なお、アンケート結果は得点に換算され、得点が高いほど質問について強くそう感じることを意味するものです。

では、アンケートの結果をご紹介しましょう。まず、特に“嫌悪感”と“閉塞感”という項目について、女子学生の得点が男子学生よりも高いことがわかりました。

ちなみに、“嫌悪感”には“自分だけが攻撃されているように思う”や“何事につけ嫌なことが多い”などの質問が、“閉塞感”には“自分の思うようにならない”や“自分を見失いそうになる”などの質問があります。

また、5つの項目すべてを合計した“総得点”も、女子学生のほうが有意に高かったのです。

これらのことから、前述のような負の感情が溜まることによるストレスは、男性よりもむしろ女性に多いことがわかります。

 

■“ストレスを吐きだしにくい”女性

次に注目するべきは、“すぐかっとなる”や“頭にきて物をほうり投げたくなる”などの質問がある、“衝動的攻撃的雰囲気”という項目です。実はこの項目でもまた、女子学生は男子学生よりも高得点でした。

直接的な攻撃行動に結びつくことの多い質問の内容ですが、この得点が高いということで、女性は男性より“キレやすい”と言えることになります。

しかし、例えば“殴る”などの直接的なからだへの攻撃行動は、女子学生よりも男子学生に多いことが明らかになっています。一見矛盾するようなこの結果、どう説明すればよいのでしょうか。

ノースカロライナ大学のアドキンス博士によれば、女性のストレスは“内へ向かいやすい”のだそう。つまり、女性は男性より“キレやすい”ものの、それが外に向かいにくいため、男性と比較して“キレた”ことがわかりにくいだけなのです。

“衝動的攻撃的雰囲気”には、“突然泣き出したい気持ちになる”という質問もあります。女子学生が突然泣きだすことがあるのは、男子学生がムシャクシャして自分のカバンを蹴っとばすのと、実は同じ反応なのかも知れませんね。

 

いかがでしたか? 女性は男性と比較して、ストレスを溜めこみやすく、それを外に向けて発散するのが苦手なようです。

“〇〇ちゃんを泣かした”なんて責められた過去の記憶を振り返りつつ、大人になった男性は、女性へのちょっとしたフォローを心がけるべきでしょうか。

 

【ストレス対策】

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【参考】

※ 森口由佳子ら(2011)『キレる系ストレス蓄積度尺度(AIS)の作成および一般中高生の評価』 思春期学・第29巻3号

※ Daniel Adkins(2009)『Structure and Stress: Trajectories of Depressive Symptoms across Adolescence andYoung Adulthood』 Soc Forces

※ 新村出編(1998)『広辞苑 第5版』 岩波書店

※ 朝日新聞社(1999)『朝日現代用語 知恵蔵』 朝日新聞社

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