人はなぜ嫉妬するのか…このメカニズムを帰属理論で解明【後編】

Menjoy / 2012年4月26日 18時0分

恋愛につきものの嫉妬。前編では、進化心理学的アプローチからそのメカニズムについて考えましたが、現実には説明しきれない部分がありました。

後編では、その部分について帰属理論から考えていきます。

 

■帰属理論・・・「他の異性との接触は避けられたのでは?」との思いで嫉妬する

帰属理論で考えると、嫉妬は“原因のコントロールが可能だったかどうか”が大きな意味を持ちます。これは、コントロール可能かどうかの判断が、“責任の有無の判断”と“倫理的感情”につながるからです。

つまり、嫉妬を感じる程度は、恋人が浮気に至った状況に対して、「他の異性との接触は避けられたのでは?」と思う強さによって決まる、と考えられます。

ちょっとわかりづらいですね。もう少し言い換えると、「こうすれば恋人の浮気を避けられる可能性が高い」「ああすれば恋人は浮気をしないだろう」などと深く考えれば考えるほど、人はより強い嫉妬を感じるというわけです。

実際、名古屋大学の後藤伸彦氏らが調査をおこなったところ、性別や肉体的か精神的かといった浮気の種類に関わらず、「高い可能性で恋人の浮気原因は自分でコントロールできた」と認識する場合に、人はより強い苦痛を感じることが明らかとなりました。

 

いかがでしたか?

この帰属理論で考えると、男性が恋人の肉体的不倫に強い苦痛を感じるのは、前篇でも述べたとおり、安心して自分の子孫を残したいとの気持ちが影響しているといえます。

一方、男性が精神的不倫に強い苦痛を感じるのは、前述の帰属理論で説明できるように、そもそもの原因を自分でコントロールできる可能性が高いか否かが影響しているのです。

「浮気は避けられないもの」なんて思うのではなく、「浮気は意図的に起こる。そしてそれは避けられる」と思うせいで、大切な人の愛情が自分以外に向けられると嫉妬を感じる、というわけなのです。

 

【浮気ネタ】

※ 信じられない…超真面目な夫が浮気に走る瞬間4パターン【前編】

※ 信じられない…超真面目な夫が浮気に走る瞬間4パターン【後編】

※ 原因から対策まで!知っておきたい「浮気の真実」9つ【前編】

※ 原因から対策まで!知っておきたい「浮気の真実」9つ【後編】

 

【参考】

※ 後藤伸彦ら(2008)『恋愛における嫉妬の決定要因としての統制可能性』 日本社会心理学会第49回大会

Related posts

Menjoy! メンジョイ

トピックスRSS

ランキング