なんと83.2%の日本人は自分に自信がもてないことが判明!

Menjoy / 2012年7月25日 20時0分

“便所飯”なる言葉を聞いたことがあるでしょうか?

学生食堂でひとり食事をしている姿をみられたくないために、トイレで昼食をとる大学生がいるという記事が朝日新聞の夕刊に掲載されたのは、2009年7月6日のこと。

関連して“ランチメイト症候群”なる病気の考えかたもあるようです。

この症状は、“ひとりで食事をすることへの恐れと、食事をひとりでするような自分は人間として価値がないのではないかという不安”とであるとされています。

つまり、学校や職場でひとりで食事をするのは、その人に友達がいないからであり、ひとりで食事をしていれば、周囲は自分を友達になる価値のない人間だと思うのではないか、ということ。

このような発想におちいってしまうと、食事の誘いを断られることに怯えて、人を食事に誘えなくなり、隠れてご飯を食べるようになってしまいます。

その結果が“便所飯”ということですね。ひどい場合は学校に行けなくなったり、仕事を辞めてしまったりすることもあるそうです。

佐賀大学保健管理センターの佐藤武医師は、これらの現象の原因を日本人学生の“自信不足”であると分析しています。

たとえば、自分に絶大の自信を持つ“オレ様系彼氏”であるならば、きっとひとりでも堂々とご飯を食べてくれるでしょう。というより、ふだん偉そうな彼がお昼にトイレの個室でご飯を食べていたら、ちょっと嫌ですよね。

でも、“自分に人間としての価値がある”という自信をしっかりと持っている人って、いったいどれくらいいるんでしょうか? それにこの“便所飯”、日本だけの問題なのでしょうか?

今回は、日本青少年研究所が2011年に報告した調査結果をもとに、日本人の“自信不足”について考えてみたいと思います。

 

■日本人の83.2%は“自分に自信がな”かった!

このアンケートは2010年、日米中韓の高校生7,233人を対象に実施されました。

この調査結果によれば、“自分は価値のある人間だと思うか”との質問に“全くそうだ”と回答した学生は、アメリカで57.2%、中国で42.2%、韓国で20.2%にのぼったのに対して、日本では7.5%と、明らかに低い数字でした。

また、“自分を優秀だと思うか”との質問に、“そうではない”と回答した日本の学生は83.2%にまで達した一方、米国では11.2%、中国では32.7%と、明らかな差がみられたのです。

この結果から、やはり日本の学生は“自分に自信がない”と感じているといえますね。

佐藤氏によれば、欧米の日常会話では“Perfect”、“Excellent”などのポジティブな言葉が頻用され、日本の日常会話では“ダメ”、“違う”などのネガティブな言葉が頻用されます。

そして、それが米国学生と日本学生の“自信”の差につながっているということ。

日本人の精神性を語るうえで外せない、ルース・ベネディクトの言葉を借りれば、日本人は人前で嘲笑されたり拒否されることで恥を感じるため、その恥をかかないように外からの強制力が働くという、一種独特の“恥の文化”を生きています。

この調査における諸国との“自信”の差を考えてみても、やはり“便所飯”をはじめとするテーマは、日本固有のものであるのかも知れませんね。

 

いかがでしたか? 食事のとりかたは人それぞれです。みんな自分に自信があるわけではないとわかったら、誰かを誘うのも、ひとりでご飯を食べるのも、ちょっと気が楽になることでしょう。

みなさんは“ひとりでランチ”、平気ですか? それとも、無理?

 

【人生シリーズ】

※ 何もかもうまくいく人生を送るために必要な心構え5つ【前編】

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※ こんな思考はNG!人生をイマイチ楽しめない人の考え方10個【前編】

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【参考】

※ 佐藤武(2012)『なぜ日本人大学生は自信がないのか—諸外国との比較—』 こころの健康・第27巻1号

高校生の心と体の健康に関する調査—日本・アメリカ・中国・韓国の比較—

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