秋元康が「AKBから撤退」する日 恐るべき無責任ぶりに驚がく

メンズサイゾー / 2013年1月29日 15時35分

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 AKB48の総合プロデューサーである秋元康(54)と、ジャーナリストの田原総一朗(78)の対談本『AKB48の戦略! 秋元康の仕事術 秋元康×田原総一朗』(アスコム)が28日に出版された。今やすっかりAKBにハマッてしまったという田原が、国民的アイドルグループを秋元がいかにして育て上げたかを根掘り葉掘り聞き出している。アイドル本ではなくビジネス書として売りたいようだが、内容はすべてAKBに関することで、AKBについて大して知らなければ理解できないだろうし、秋元康お得意の「たとえばなし」満載のためビジネスパーソンに役立つかどうかは疑問だった。ただ面白い話もあった。

 それはすでにネットニュースで取り上げられている秋元本人の「卒業」宣言だ。「ある程度の形ができたところで卒業する」「そうしないと逆に続かない」「これはAKBの宿命」と、総合プロデューサーの座を退くことを匂わせている。すでに先日の「リクエストアワー2013」最終日に、これまでAKB劇場の支配人を務め、株式会社office48取締役も兼ねる戸賀崎智信をAKBグループ劇場“総支配人”に昇格させており、徐々に秋元自らがプロデューサーとして携わる部分を減らしていこうという様子がうかがえる。

 しかしAKBの人気は前田敦子の卒業で沸点に達した感があり、ここから先はどう見ても下り坂だ。そのことは秋元・田原も認識していて、「今のAKBは露出過多。このままでは飽きられる」と、周囲が危惧していると秋元は明かしている。しかし秋元はあえてコントロールしたくないのだ、と言う。

「このまま全力でメディアに露出し続けたら大衆はいつ飽きるんだろう、どこからAKBのほころびが始まるんだろうということを、実験しているようなものです」

 そのくせ、規模を縮小してコストカットすることは決してない。新メンバーをまだまだ増員していく予定である。AKBという船の舵をとらずに、座礁する頃には「プロデューサー卒業」…実に身勝手なシナリオに見えるのはおかしいだろうか。秋元は放送作家・作詞家・脚本家・マンガ原作家・小説家など多彩な顔を持つが、本人いわく、音楽関係の仕事をオファーされれば「放送作家だから音楽はよくわからない」、映画関係の仕事なら「作詞家だから映画のことなんて知らない」というスタンスでのぞんできたという。

「『僕に仕事を発注して、僕に期待したのはあなたですよ』という思いが、えんえんとあるわけです。だから僕は、すごく気が楽なんです」

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