芦田愛菜主演『明日、ママがいない』に放送中止要請 「差別的」との批判に賛否両論

メンズサイゾー / 2014年1月17日 15時35分

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 15日にスタートした連続ドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)が、親が育てられない子どもを匿名で受け入れる「赤ちゃんポスト」を設置する熊本市の慈恵病院から「差別に満ちた内容だ」と放送中止を要請される事態が起きている。全国児童養護施設協議会も「内容が今の児童養護施設の現状とかけ離れている」とし、ドラマ内で描かれた「平手打ちやバケツを持たせて立たせる行為」は施設内虐待に当たると指摘。そういった行為が描かれることで「いくらフィクションでも子どもや親、職員の人権を侵害している」として、週明けにも抗議文を提出する予定だ。

 同ドラマは、さまざまな事情で親と暮らせなくなった子どもたちが集まる児童養護施設が舞台に、芦田愛菜(9)が「ポスト」というあだ名で呼ばれる主人公の少女を演じる異色作。脚本監修はドラマ『家なき子』(日本テレビ系)などで90年代に一世を風靡した野島伸司が担当している。

 第一話では、三上博史演じる施設長が子供たちに「オマエたちはペットショップの犬と同じ」と言い放ち、里親に気に入られて引き取ってもらえるよう「かわいげ」を教え込むシーンがあった。また、里親の同情を誘うために上手に泣くよう仕込み、それができるまで食事を与えない場面や、施設長の平手打ちで鼻血を出した少女がバケツを持って立たされるなど、衝撃的なシーンのオンパレードだった。

 こういったシーンについて、世間が施設や職員の実態を誤解する恐れや、ドラマがきっかけで施設出身の子どもが学校でイジメられる危険性などが指摘され、今回の抗議騒動につながったようだ。

 一連の抗議に対し、日本テレビは「子供たちの心根の純粋さや強さ、たくましさを全面に表し、子供たちの視点から『愛情とは何か』ということを描いた」とコメント。「子供たちを愛する方々の思いも真摯に描いていきたい」とし、今のところ放送中止を検討する考えはないことを表明している。

 ネット上でも賛否両論が巻き起こっており、慈恵病院の抗議がある以前から施設関係者たちが以下のような批判的な書き込みをしていた。

「マスメディアが児童養護施設について歪んだイメージを撒き散らしたら、その煽りを受けるのは、今まさに施設で暮らしている子供たち。彼らはただでさえ生きづらいのに、重ね重ね偏見で見られて、さらに傷に塩を塗り込められるようなことになるのではないかと危惧します。フィクションでも影響は大きい」

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