井の中の蛙!? それとも戦略家!? 千原ジュニアのバラエティ処世術

メンズサイゾー / 2014年2月24日 10時0分

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 とんねるずに続いて、ナインティナイン・岡村隆史のレギュラーが決まるなど、3月の終了に向かってお祭り騒ぎが過熱している『笑っていいとも!』(フジテレビ系)。出演タレントたちも、残り少ない伝説の番組を必死に盛り上げようと日々テンション高く奮闘中だ。しかし、そんな中、月曜日レギュラーの千原ジュニア(39)だけが元気がないように見受けられる。

 特に、3日に放送された回では、とんねるずの木梨憲武がサプライズ登場したにもかかわらず、ほとんど絡まず、喋る姿すら見せなかったジュニア。唯一目立ったところといえば、「明日忘れるゆる名言」のコーナーで、「カメラのことをキャメラと言う人はたまにいるが、胃カメラのことを胃キャメラという人はいない」と得意の大喜利ネタを披露した場面。スタジオでもウケたネタだったが、木梨に「さすがやね」と言われたジュニアは、照れたように会釈をするだけで、すごすごと後ろのほうに下がってしまった。

 もともと同番組の中では、共演者の中に気心の知れた吉本系の芸人がいないことでか、どこか控えめなジュニア。そこに木梨という、共演経験の少ないビッグネームが加わったことで、さらに萎縮してしまったのかもしれない。

 また、今月1日に放送されたテレビ朝日の開局55周年記念特番『超豪華!一夜限り!!バラエティ司会者芸人 夢の共演スペシャル!!』(テレビ朝日系)でも、爆笑問題、さまぁ~ず、ネプチューンといった芸人たちの中に入ったジュニアは、ほかの出演者のトークを聞いたり引き出したりする役に徹しており、自ら発言するシーンはほとんど見られなかった。ジュニアといえば“トーク”というイメージだが、少々その切れ味にも限界がきているのと心配になるほどだ。

 とはいえ、自らがメインを務めている『にけつッ!!』(日本テレビ系)や『ざっくりハイタッチ』(テレビ東京系)では、相変わらず鋭いトークを披露しているジュニア。自ら率先して番組を盛り上げようとする姿もしっかりと見て取れ、芸人として乗りに乗っている姿を見せている。

「2009年あたりから『笑撃!ワンフレーズ』(TBS系)や『ジャック10』(日本テレビ系)など、立て続けにジュニアさんメインの番組が各局で始まりましたが、そのほとんどはすぐに打ち切りになってしまいましたよね。バラエティ番組のメイン司会者というのは、ひとえにゲストの良さをどれだけ面白おかしく引きだせるかにかかってますから、ジュニアさんはそうしたことが苦手なタイプの芸人なのでしょう。気の合う後輩芸人などであれば、あれだけ上手にイジれるのに、少し毛色の違う芸人やタレントだと遠慮しているように思います。内気でシャイな性格ならではですね。それゆえ、多種多様なゲストが集まる番組の司会は、ことごとく終了してしまったのだと思います」(業界関係者)

 ホームではとびきりのトークを見せながら、アウェイでは萎縮してしまうジュニア。関係者が指摘するように性格の問題なのかもしれないが、さまざまなシーンに対応しなければならない芸人にとってはウィークポイントに違いない。だが、いくつかのメイン番組を担当した経験によって、彼は自分でもその弱点に気づいたのだろう。だからこそ、『いいとも』では要所をおさえながらも控えめな立場を取り、先輩芸人たちとの共演では聞き役に徹する。もちろんそうすることで失うものもあるが、それ以上に無理をして失敗し、評価が下がってしまうことを危惧しているに違いない。ここ最近バラエティ番組で見せる元気のなさは、誰よりも空気が読めてしまうジュニアならではの現象といえる。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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