ミリオン記録とメンバーの安全…AKB握手会自粛で問われる運営の判断

メンズサイゾー / 2014年5月27日 16時0分

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 岩手県で開催されたAKB48の握手会でメンバーの川栄李奈(19)や入山杏奈(18)らがノコギリを持った男に切りつけられた事件を受け、警視庁万世橋署がAKBの運営会社「AKS」に対し、握手会などの“接触イベント”を当面中止するよう要請した。同時にイベントの警備強化が求められ、十分な体制が整うまで握手会は開催できなくなる見通しだ。

 警視庁が要請したのは主に「客がステージに乱入しないよう客席の1列目を空ける」「警備員を増やす」「金属探知機などを導入する」「公演後に行う客とメンバーとのハイタッチを自粛する」の4点。AKS側はこれを受けて、26日に開催されたNMB48、SKE48、HKT48の劇場公演で金属探知機を導入。ファン全員に金属チェックが実施され、会場内に持ち込めるのはペンライトなどの応援グッズと貴重品のみ。それも透明な袋に入れるよう指示があったといい、ロッカーに入れる荷物もチェック対象になった。客席の最前列は使用禁止になり、公演後の恒例のハイタッチ会も行われなかった。

 あれだけの事件があったのだから当然の対策といえるが、ここにきて新たな問題が浮上している。現在、AKBグループは37枚目のシングルを歌うメンバーを決める「選抜総選挙」の真っ最中だが、その新曲CDに握手券を付けるかどうかで判断を迫られているのだ。

 AKBは5月21日に発売したシングル「ラブラドール・レトリバー」が発売初週で166万枚を売り上げ、2011年発売の「桜の木になろう」から17作連続のミリオンを達成。この記録は運営サイドにとってAKB人気を証明する重要なものになっている。だが、その売上を支えているのは握手券や選抜総選挙の投票券といった特典だ。握手券や投票券目当てでファンが同じCDを複数買いするのは恒例となっており、なかには数百~数千枚単位で購入する者もいる。この“握手券ドーピング”によってミリオン記録をつないでいると、かねてから指摘されていた。

 通常なら8月発売の新曲にも握手券がつくはずだった。だが、今回の事件によって握手会そのものが開催できなくなる恐れがあり、もし握手券がつかなければミリオン達成の記録が途絶えてしまう可能性がある。

「握手会の開催が当面できなくなったことで、運営会社のAKSやAKBが所属するキングレコードは大混乱しており、まさに今後を協議している段階です。握手会などの“接触イベント”はAKBの収益の柱であり、CD売上やプロモーションの命綱。これを失えば、AKBのビジネスモデルそのものが崩壊してしまう。握手会を廃止するという判断は絶対にあり得ませんが、いくら警備を強化しても直近の新曲や今後の当面のシングルについては影響が避けられない。警察の指導や世間の目もありますし、すぐに握手会を再開したらメンバーも不安でしょう」(音楽関係者)

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