水樹奈々の応募券付き菓子を不法投棄で逮捕…特典商法はもう限界!?

メンズサイゾー / 2014年6月11日 9時0分

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 10日、兵庫県の神戸市や明石市の雑木林に大量のポテトチップスを不法投棄したとして、明石市在住の会社員男性(25)が廃棄物処理法違反の疑いで逮捕された。容疑者は、5月4日ごろから23日ごろの間にかけて、神戸市西区や明石市の雑木林など計6カ所に、ポテトチップス計約1000袋の入った段ボール箱89箱を不法投棄したようで、その重さは約208キロにものぼるという。

 ポテトチップスには、声優の水樹奈々のコンサートチケット応募券が付いており、容疑者はその応募券を切り取り、中身は手をつけずに箱に詰めて捨てたようだ。応募の締め切りは5月末だったようで、「大量に購入したが、処理に困って捨てた」と容疑を認めているという。

 応募券目当てで菓子を買い求め、処理しきれずに大量に捨てるという行為に、ネット上では「ものすごい手間かけて捨てて逮捕とか…」「せめてどこかに寄付すればいいのに」「ファンなら最後まで責任を持て」と困惑の声が上がっている。

 問題となったキャンペーンは、対象商品のパッケージについている応募券を集めて送ると、抽選で10名が8月に行われる水樹のライブに招待され、さらにバックステージで本人と会うことができるというもの。ファンであれば、アーティストに直接会いたいという心理は理解できるが、それを逆手に取った商法といえる。

 また、こういった特典商法はAKB48の十八番でもある。先日、「第6回選抜総選挙」を終えたAKBグループだが、“推しメン”に投票するためには投票券付きCDを買い求めなければならず、握手会への参加も握手券付きCDを購入する必要がある。これだけでも批判が絶えなかったが、大島優子の卒業ソングとなった「前しか向かねえ」では、イベントの「抽選券」が封入りされたことで、「何枚買わせる気だ」「アコギすぎる」と反発する声が多く出ていた。

 さらに、過去には「握手会の参加券を売る」と偽り現金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕者が出ており、先日もヤフーオークションで200万円分のAKB投票券が落札されたが、それらがすべて投票済みだったことが話題になった。

 こういった経緯もあることから、一部では「声優もAKB商法か」「特典商法はもう禁止にした方がいい」という声が上がっている。また、今回は菓子に魅力的な付録がついていることから「ビックリマンチョコを思い出した」という声も多い。1980年代から90年代にかけて大ブームを巻き起こしたビックリマンは、おまけのシールほしさに大量に購入、菓子には手をつけずに廃棄するという行為が続出し、社会問題にまで発展した。

 もちろん、今回の一件と安易に同列で語れるものではないが、ビジネスモデルとしては同じといえる。ある意味、こういった構図は今に始まったことではないが、今回の件については「水樹奈々の印象まで悪くなる」という声も見られるように、逮捕者が出たことで水樹本人のイメージダウンにもなりかねない事態となっている。

 AKBも水樹も、人気者であるがゆえにトラブルが起きるのかもしれないが、こういったやり方が犯罪の温床になってしまっては元も子もない。「指原莉乃に460万円」「柏木由紀に700万円」などと“大量買い”がたびたび話題になるように、熱狂的なファンはお金を惜しまない傾向がある。とはいえ、本来一番大切にすべきファンを搾取するようなシステムは、見直すべき時が来ているのかもしれない。
(文=津本ひろとし)

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