【シゴトを知ろう】動物プロダクション職員 ~番外編~

進路のミカタ / 2017年12月14日 12時2分

メディアや広告の業界では、動物は子どもと並んで、興行収入や商品の売上を左右する存在です。人間のタレントと同じように、動物たちをタレントとして管理し、企画に応じて手配する動物プロダクションという仕事があります。幼稚園やショッピングモールを回る移動動物園の仕事で起業し、動物プロダクションの事業へと展開した馬場光弘さんに、仕事の裏話や将来の夢について教えていただきました。

■営業スキルが身に付けば独立の道も

――このお仕事はどのようにキャリアアップしていくのでしょうか?

最初のステップは動物の世話ができるようになること。動物に対する感覚が身に付けば、次のステップは撮影やイベントなどの現場でリーダーとして振る舞えるようになることです。現場の仕事に慣れて営業のスキルも身に付けば、独立の道も開けます。


――最近はどんな動物の出演依頼が多いのでしょうか?

少し前でしたら皆さんもご存知だと思いますが、アルパカがとても流行りましたね。テレビCMがきっかけでブームになりました。ネコもここ10年くらいずっとブームですね。ネコをテーマにした書籍も増えていますし、イベントの仕事でもネコの出演依頼が増えています。


――馬場さんのプロダクションには総勢どれくらいの動物がいますか?

大体30種類くらいの動物が常にいて、一つの種類につき10頭くらい、小さな動物だと100頭くらいいます。


――そんなにたくさん! プライベートでも動物は飼っていますか?

プロダクションに所属するさまざまな動物と共同生活をしている状態です。飼っているという感覚はなくて、一緒に仕事をしている仲間という感じですね。


――命を扱う重みもあるのでしょうか?

生きものですからもちろん、生まれたり死んだりすることは日常的にあります。多く産む動物は特に、生まれてきても全てが生き残れるわけではありません。また、フクロウなどの肉食動物にはエサとして動物を用意しないといけません。自然の摂理ですから仕方がないところではあります。

うちには子どもが2人いるのですが、常日頃から動物と接しているので、そのようなことにも抵抗がないようです。ドイツでは「子どもが生まれたらイヌを飼え」と言われるそうですが、動物の生き死にを目の当たりにして学べることは大きいと思います。僕らもいつかは死んでいくわけですから。生命の終わりに立ち会う機会というのは特に都会の核家族で育っている子には少ないと思いますが、そうしたリアルな感触も今の時代には大切ではないかと感じています。

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