【シゴトを知ろう】フードスペシャリスト 〜番外編〜

進路のミカタ / 2018年1月18日 12時1分

写真

「【シゴトを知ろう】フードスペシャリスト 編」では株式会社東京創菜の塩原玲さんにフードスペシャリストの仕事内容や仕事に就くまでの経緯を教えていただきました。

フードスペシャリストは食に関する幅広い知識を身に付けていることを証明する資格のようですが、他の食に関する資格とはどのような違いがあるのでしょうか。

■誰と食べるか、どんな環境で食べるかで食事のおいしさは変化する

――フードスペシャリストはおいしさだけではなく、「楽しさ」も食の本質と位置付けていると聞きました。「食事の楽しさ」の提案とは、具体的にどのような内容になるのでしょうか?
 
嫌いな食べ物でも友人と一緒にいると食べられたり、色鮮やかなメニューだと食欲が増したりしますよね。楽しいと感じる場だと、食事をよりおいしく食べることができるのです。

現在は核家族化が進み、家族で食事を取る家庭が減っています。家族で食卓を囲むことも、食事を楽しむ提案の一つです。そのためにできることとして、働くお母さんの調理負担が軽減できるようなメニュー提案や、いつもの食卓に手軽に彩りを添えられる食品を企画しています。また、食卓を華やかにするためには、テーブルクロスを1枚敷くだけでも効果的です。

このように、フードスペシャリストは楽しく食事を取るために「調理以外の視点からの提案」も行っているのです。

■飲食店に入ると無意識に提案内容を考えてしまう

――このお仕事ならではの「休日あるある」やついしてしまう癖があれば教えてください。

旅行の際は「何を食べたいか」を重視して行先を決定しています。また、外出先で行列ができている飲食店があると気になってしまいますね。お店に入ると、メニューや価格帯を見て「なぜここが人気なんだろう」と勝手に分析していたりします。

また、外食すると調理はどの程度しているのか、店内の厨房の設備はしっかりしているか……とあちこちに目が行ってしまいます。今では、厨房のスペースと設備を見ただけで提供しているメニューが大体分かるようになりました。気付くと「これだけのスペースで、設備も小規模だから提供できるメニューは揚げ物が中心なんだろうな」「メニュー表のデザインを変えたらもっとお客さんが入るだろうな」とそのお店にしてあげられる提案まで考えています(笑)。


――フードスペシャリストになってから知った意外な事実や一般的に知られていないトリビアがあれば教えてください。

私は名刺にフードスペシャリストと記載しているのですが、名刺交換すると必ず「それって、何?」と聞かれてしまいます。食品業界の中でも、開発関係の部署の方でないとなかなか知られていないようです。しかし、この話題がきっかけになって、会話が弾むこともあります。

意外と知られていないトリビアというと、スーパーなどで見かけるグミやふりかけが入った袋には必ず空け口の所に切りこみが入っていますよね。あの切り込みを「ノッチ」といいます。切りこみが入っているだけのタイプは「アイ(I)ノッチ」。三角に切り取られているタイプは「ブイ(V)ノッチ」と呼ばれます。このような知識も、今の仕事を通して得たものの一つです。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
進路のミカタ

トピックスRSS

ランキング