【シゴトを知ろう】気象予報士 編

進路のミカタ / 2018年7月9日 13時32分

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私たちの生活に欠かせない、天気の情報。専門的な知識で分析し、その結果を分かりやすい言葉で伝えてくれるのが気象予報士です。今回は、テレビ静岡やYahoo!天気動画で活躍中の気象予報士で株式会社ウェザーマップの片山美紀さんにお話を伺いました。

■やりがい・充実感を得られると同時に、大きな責任も伴う仕事

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
気象予報士は、気象庁から提供される各地の観測データ・気象レーダー・アメダスなど各情報を分析した上で、天気や気温・降水確率などを予測するのが仕事です。「お天気キャスター=気象予報士」というイメージを持たれている方も少なくないかと思いますが、まず分析・予想をした後、そのデータをどこに提供・発信するかは、所属先などで変わってきます。
また、気象庁からのデータと併せて、提供・発信するエリアの地形など諸々の特性も加味して予測をしたり、お天気キャスターの場合はコメントも考える必要がありますね。

<一日のスケジュール>
11:30 出社 
11:45 打ち合わせ きょうの天気コーナーの内容をディレクターと話し合う。
基本的には気象予報士から天気の概況を説明し、取り扱う内容を提案する。
12:00 天気図の解析、天気コーナーの台本を作成、放送で使う画柄の準備
13:00 昼休み
13:45~14:15 ヘアメイク
16:30 リハーサル
17:30 情報番組 『てっぺん!』(テレビ静岡)に出演
18:30 ニュース番組『プライムニュースしずおか』(テレビ静岡)に出演
19:00 反省会後、退社 


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
自分の伝えた天気予報が役に立ったとご意見をいただいたときに、とてもやりがいを感じます。また、視聴者の方から、「いつも楽しみに見ています!」と声をかけていただけるのは何よりもうれしいです。誰でもすぐにスマホで天気予報を確認できる今の時代に、あえてテレビで自分の天気予報を見てもらっている貴重な時間を、できるだけ楽しいものにして、見て・聞いて得をしたと思ってもらえるようにしたいです。

そのために、お天気マークを見ただけでは分からない「予報の幅」を伝えられるように、放送に臨んでいます。

また、大勢のスタッフで一つの番組を作り上げるのは、毎日文化祭をしているようで楽しいです。取り扱う情報も天気も、昨日と同じ内容は一切なく、常に新しいことに挑戦できるワクワク感を楽しんでいます。先月から、視聴者の天気についての疑問に答えるコーナーを作りましたが、その疑問が思いがけないものが多く、どのように工夫して答えようか考えることも楽しいですね。 


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
自分の伝えた情報によって聞いた人の行動を変えてしまう場合もあることは、やりがいとともに、責任感や怖さを感じています。気象予報士の仕事は、時に人の命に関わることもあります。例えば災害時は自分の伝えた情報によって、今避難すべきかどうか考えることもあるかと思います。

ですから常に空を見上げて勉強を欠かさず、時代の変化とともに変わる気象災害のリスクを捉えることが大事だと思います。

また、テレビで情報を伝えるときは、正確さと分かりやすさを両立させないといけないことが大変ですね。情報は、きちんと伝わってこそ初めてその価値が発生するので、難しいことを分かりやすく、興味をもってもらえるようにしないといけません。今、どんな情報がもっとも大事かを考え、まとめる力が求められます。

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