国が違えば花火の形も違う? 静かに見る日本人とド派手に楽しむ外国人

進路のミカタ / 2018年8月21日 12時2分

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夏の風物詩といえば、海、プール、セミの鳴き声、そして花火ですよね。毎年家族や友達と花火大会に出掛ける人も多いのではないでしょうか? そんな花火に対する印象は、日本と海外では大きく違うようです。どんな点が違うのでしょうか。

■花火はどんな形? 日本では丸い形が普通だけど……?

「夜空に浮かぶ花火って、どんな形をしている?」と聞かれたら、「花が開いたような丸い形」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。日本ではそのとおりなのですが、実は海外の花火は丸くないものが多いのです。

日本の花火のもととなる「花火玉」は球体の形をしており、その中に割薬(わりやく)と呼ばれる火薬が入っています。花火が上がると上空で割薬に引火し爆発。その時に炎色反応が起こり、大きく球体に広がるので、夜空にきれいな花を咲かせたように見えるのです。丸く広がる花火が多いので、日本人の多くは「花火は丸い」といったイメージが強いのかもしれません。

しかし海外の花火に多く使われる花火玉は球体ではなく円筒状のものが多く、柳のように垂れ下がる花火が一般的だといいます。

■花火そのものを楽しむ日本人と、演出のひとつと考える外国人

花火がさかんに打ちあがる時期や楽しみ方にも日本と海外では違いがあります。日本では花火といえば夏をイメージする人も多いのではないでしょうか? 夏の夜空に打ちあがる花火は、日本の夏の風物詩です。

花火を見るために人が集まる日本とは違い、海外での花火はイベントやお祝いムードを盛り上げる脇役として使われることが多いんだとか。例えばアラブ首長国連邦のドバイで行われるカウントダウンイベントでは、新年を祝うために約50万発にもおよぶ打ち上げ花火が用意されたこともあるそうです。高層ビルを背景に、花火だけではなく噴水ショーやLEDライトなどを総動員し、派手な演出が新年の瞬間を盛り上げます。

日本の花火大会では「尺玉」と呼ばれる大きな球体の花火を一発ずつ楽しみますが、海外ではスターマイン(連発)のような派手な演出が好まれるという違いもあります。最近では日本でも連発が人気ですが、花火そのものを一発ずつ楽しむのは海外にはない日本ならではの文化といえそうです。

■国が変われば文化や楽しみ方も変わる

花火がさかんに打ち上げられる時期や楽しみ方の違いは、それぞれの歴史や文化の違いと密接に関わっているようです。日本人にとって火とは、死者の魂を鎮めるという意味を持っています。今でも東京で開催されている隅田川花火大会が始まったのは江戸時代で、流行病で亡くなった多くの人々の魂を鎮めるために行われたと言われています。このような背景から、日本の花火大会はお盆前後に開催されることが多いのです。

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